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授業の内容(Course Description) |
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日本では2009年5月から陪審員裁判制度が導入され、国民の司法参加による裁判制度が実施されることになった。これにより、20歳以上の有権者は無作為抽出によって選任される裁判員に選出され、一定の重大事件に関する刑事裁判の判決に重要な役割を担うこととなった。 このように、現在の司法制度では、裁判官・検事・弁護士の法曹関係者だけではなく、一般の国民も刑事裁判の判決の判決に大きく関わることとなり、法律やその文化的な背景の知識(=法文化)は必要不可欠なものであると思われる。 そこで本講義では、日本、西洋、東洋の事例について比較検討することで「法文化」の重要性について言及してみたい。なお、講義内容は必要に応じて変更することがある。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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日本のみならず、諸外国の法文化を考察することで、法と裁判のあり方について理解を深めること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席20%、授業中の参加20%(授業ごとの考察の記入を含む)、レポート60% *詳細は初回の授業で説明する
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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講義中に紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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各回の講義の内容について、参考文献を参照するなどして、よく復習すること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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継続的・積極的な受講を期待する。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 講義の全体的な概要 【第2回】 日本の法文化(古代) 【第3回】 日本の法文化(中世) 【第4回】 日本の法文化(近世) 【第5回】 アテナイの法文化 【第6回】 ローマの法文化 【第7回】 ヨーロッパ大陸法文化 【第8回】 英米法文化 【第9回】 英米法とヨーロッパ大陸法 【第10回】 中国の法文化 【第11回】 イスラームの法文化 【第12回】 外国法と日本法①(近代の日本法) 【第13回】 外国法と日本法②(現代の日本法) 【第14回】 犯罪者の処遇 【第15回】 全体のまとめ
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