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授業の内容(Course Description) |
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経済一般、産業、企業、業種、さらには、産業政策、通商政策に関する時事的な問題を採りあげて、他の事象と比較しつつ、その構図を分析し、その背景を調べる。また、そのような事象に関連する評論、論文、統計資料などを収集し、整理する。それらを材料として、その事象をとりまく利害関係、産業構造、産業組織、国際経済関係上の意味について、他の履修生及び教員と議論し、ともに考える。必要に応じて、議論の論点を整理し、議論のプロセス及び結果を報告書の形にまとめる。 ここでいう議論は、相手方を論破するというディベートではなく、その事象に関する政策立案をするという。つまり、同じ方向を向いた議論である。そのような議論の方法は、経済社会において、必須の能力である。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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(1) 産業関係の情報収集の方法、統計資料の処理や分析の方法を習得する。 (2) 産業に関する文献、資料、統計を読む能力を高める。 (3) 与えられた課題について、議論する能力を高める。 (4) 報告書をまとめる能力を養う。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業での発言、発表などの活動状況を評価する。また適宜出される課題に対するレポートを評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト・参考文献は、授業の中で適宜紹介する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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与えられた課題について、レポート、報告用資料を作成する。また、議論をする課題について、基礎情報を収集し、準備する。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業は知識の説明ではなく、産業に関する課題について、教員と議論をし、ともに考える方式で行う。積極的な態度で、授業に臨むことを期待する。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション (注:【第2回】以降の内容は、学習の進捗状況、学生の理解の程度などにより、採りあげる順番、内容を変更することがある。) 【第2回】 文献・情報収集の方法、統計資料の処理や分析の方法についての説明を受ける。 【第3回】 経済活動について考える(1):経済活動に関する時事的な話題を選び、構図と背景について議論を行う。 【第4回】 経済活動について考える(2):同上。 【第5回】 産業活動について考える(1):産業活動に関する時事的な話題を選び、構図と背景について議論を行う。 【第6回】 産業活動について考える(2):同上。 【第7回】 企業活動について考える(1):企業活動に関する時事的な話題を選び、構図と背景について議論を行う。 【第8回】 企業活動について考える(2):同上。 【第9回】 業種ごとの産業活動について考える(1):個々の業種に関する時事的な話題を選び、構図と背景について議論を行う。 【第10回】 業種ごとの産業活動について考える(2):同上 【第11回】 産業政策について考える(1):産業政策の時事的な話題を選び、構図と背景について議論を行う。 【第12回】 産業政策について考える(2):同上。 【第13回】 通商政策について考える(1):通商政策の時事的な話題を選び、構図と背景について議論を行う。 【第14回】 通商政策について考える(2):同上。 【第15回】 総括。産業活動、経済活動の背景にある一般原則を議論し、ともに考える。
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