1. |
授業の内容(Course Description) |
|
日々刻々、大きく揺れる最近の「国際金融(市場)」の動きは、従来と比べ本質的に変化しており、今まで常識的といわれた考え方とは乖離が生じている可能性もある。この講義では、国際経済・金融を、理論的研究に加え、ディーリング・経済調査・インフラ企画の実績をベースとして、最前線の情報をもとに実践的に解説し、さらに知っておくべき常識的な知識、理論、政策、歴史、そして将来像などを説明することによって、特に通貨を中心にして「国際金融」を多層的に理解し身に付けて頂く。さらに海外勤務も含めた27年のメガバンク勤務の現場や当局の委員会で得た「金融全般の知識」そして「考えてきたこと」も出来る限り供与したい。本講義の内容はビジネスで十分役立つものと信じている。(経済学博士)
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
最終的な目線は、国際金融分野の初級エコノミストとして通用するレベルの実践的な知識を身に付けること。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
試験(テキスト・参考文献のみ持ち込み可)による評価。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキスト『通貨経済学入門』宿輪純一(日本経済新聞出版社) テキスト『円安VS円高―どちらの道を選択すべきか』 宿輪純一・藤巻健史(東洋経済新報社) 参考文献『アジア金融システムの経済学』宿輪純一(日本経済新聞出版社)
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
テキストおよび参考文献を読み込むこと。 毎日、日本経済新聞を読むこと。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
講義は基本的に双方向でも行い、またツールとしてFacebookなども使用し多面的な講義としたい。 日本経済新聞を読んでいることを必須とする。 講義に対する真剣さと常識的な節度は前提である。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
以下の3つのパーツで行う。 (1)最近の国際経済・金融情勢の解説 (2)重点項目の解説 (3)テキストの解説 重点項目の内容 【第1回】 イントロダクション 【第2回】 各国経済・金融の特徴:米国 【第3回】 各国経済・金融の特徴:欧州 【第4回】 各国経済・金融の特徴:日本 【第5回】 各国経済・金融の特徴:中国 【第6回】 各国経済・金融の特徴:アジア 【第7回】 各国経済・金融の特徴:新興国 【第8回】 決済システムの仕組み 【第9回】 外国為替の仕組み 【第10回】 先物の仕組み 【第11回】 オプションの仕組み 【第12回】 相場予想の考え方 【第13回】 私が考える経済学 【第14回】 総復習(1) 【第15回】 総復習(2)
|