Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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プレゼンテーション II 円谷 洋一
選択  2単位
【経済】 14-1-1120-2773-08A

1. 授業の内容(Course Description)

プレゼンテーションとは、単なる「話法」ではありません。
相手を「説得」し「共感」を得、相手と自分の間に「Win-Win」の関係を築くための技術(スキル)です。
あなたが誰かを説得し、その相手があなたの考えに同意してくれるためには、優れたコミュニケーション技術が欠かせません。充分に計算され、構成され、準備されたプレゼンテーションを行うために、プレゼンテーション技術は存在します。
このことは、2020年オリンピック招致における日本チームの成果でも証明されましたね!
就職活動においても、近年はプレゼンテーション能力に注目が集まっています。

 プレゼンテーションは「技術あるいは技法(スキル)」ですから、習得が可能です。
 プレゼンテーション技術は、大きく①内容作成技術と②発表技術に分かれます。
  ①内容作成技術は、①-1「企画の技術」と①-2「文書化・視覚化の技術」で構成されます。
  ②発表技術は、②-1「構成の技術」と②-2「発表の技術」に分かれます。
 秋期では、②-2「発表の技術」演習を通じた個々人のスキル獲得という春期の成果を踏まえ、②-1「構成の技術」に①-1「企画の技術」を追加し、プレゼンテーション技術のステップアップを図ります。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ②-1「発表構成の技術」には、論理的で説得力ある①-1「内容(企画)」が前提となります。
 知恵を絞った「内容」を構築し、①-2「文書化・視覚化の技術」でインパクトを付加し、計算された②-1「構成」で演出し、説得力ある②-2「発表技法」を駆使した技術で、「納得」と「共感」を得るプレゼンテーションの醍醐味を習得してください。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 プレゼンテーションの授業は、①講義と②演習の繰り返しとなります。
 したがって、出席と演習参画が絶対条件です。
 【秋期】 出席点:60点 演習技術点:20点 態度・意欲点:20点で評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 「テキスト」「チェックポイント」「演習シート」等プリントを配布します。
 要望があれば、参考図書を紹介します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 発表内容作成(企画)作業は、授業の時間範囲内では不足すると考えられます。
 積極的に授業時間以外の時間を使い、内容を深めるための検討を行い、企画の充実を図ってください。
 「パワーポイント(Microsoft Office PowerPoint)」をさまざまに活用することにより、プレゼンテーションの効果は左右されます。春期に引き続き、「パワーポイント」の活用スキルを磨いておいてください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 春期に培った「発表の技術」スキルに「企画の技術」「構成の技術」が付加されることで、説得力は格段に高まります。春期の受講生は、さらなる成長を!
 秋期からの受講生も、プレゼンテーションは習得可能な「技術」ですから、回を重ねていくうちに『説得力ある』内容を堂々と話することができるようになります。
 門は開いています。是非、積極的な演習参加を期待しています。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】~【第4回】
 春期の復習(秋期からの受講者のレベル調整含)
【第5回】
 「企画の技術」=ロジック構築法講義
【第6回】・【第7回】
 「ロジック構築法」演習
【第8回】
 企画演習テーマ(課題解決)設定
【第9回】・【第10回】
 「文書化・視覚化の技術」「V/A(ビジュアルエイド)の技術」講義
【第11回】・【第12回】
 「課題解決策の模索」と、個人別「課題解決策」の決定
 および「構成・視覚化・V/A技術」を駆使した「発表技術」の探索
 リハーサルを通じたブラッシュアップ 
【第13回】・【第14回】
 各種技術を駆使した「プレゼンテーション」本番
【第15回】
 総講評