1. |
授業の内容(Course Description) |
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授業「社会保険論Ⅰ」の知識を基礎に、労働保険及び医療保険について学んだ後、皆さんの老後の生活に切実できわめて大きな影響を与える年金に関して授業を行います。特に、その目的、内容、財源等について授業を進めて行きます。授業は,講義形式と対話形式を併用して行いますから、疑問に思ったことはこれを直ちに質問するように、積極的に授業に参加する努力をしてください。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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労働保険、医療保険及び年金について、基本的な知識を得,今日我が国で問題になっている年金の財源問題等、現在わが国が直面している諸問題を受講者が自分なりに考え,解決を模索することが出来る能力を身につけると同時に,社会保険労務士試験受験や保険募集人資格取得のための基礎的学力を身に付けることを授業の到達目標とします。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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中間試験及び期末試験の成績を70%、出席状況・授業態度・課題の提出状況等を30%として、総合的に評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは定めません。必要な資料等は、随時コピーして配布します。また、参考文献は、授業中に適宜紹介します。私保険については、近見・堀田・江澤編『保険学』有斐閣を参考にしてください。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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ノートをしっかり取って復習すると同時に、新聞、週刊誌等の社会保険関係記事をチェックして、どのようなことが問題になっているかを適宜把握してください。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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上記5に掲げたことを実践してください。また、遅刻は、受講者の迷惑になりますから、厳禁です。さらに、資料は授業中に配布しますから、欠席すると資料がもらえなくなります。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション。講義の進め方、勉強の仕方、評価の詳細等について説明します。 【第2回】 労働保険とは? 労働保険の概略について説明します。 【第3回】 労働保険について① 労働保険の一つである雇用保険の詳細について説明します。 【第4回】 労働保険について② 労働保険の一つである労災保険の詳細について説明します。 【第5回】 医療保険とは? 医療制度の概略について説明します。 【第6回】 医療保険について① 医療保険の詳細について説明します。 【第7回】 医療保険について② 前回に引き続き医療保険の詳細について説明します。 【第8回】 復習。これまでに学んだ事柄について復習します。同時に、これまでどの程度知識を身につけたかを確認するため、中間試験を行います。 【第9回】 年金とは? 年金制度の考え方、目的、機能等について説明します。 【第10回】 年金制度の仕組み。年金制度がどのような仕組みになっているかについて説明します。 【第11回】 厚生年金の構造。サラリーマンを対象とした厚生年金について説明します。 【第12回】 国民年金の構造。自営業者を対象とした国民年金について説明します。 【第13回】 年金制度が抱える諸問題①。年金加入問題、年金給付問題等について講義します。 【第14回】 年金制度が抱える諸問題②。年金制度の財源問題等について講義します。 【第15回】 復習。これまでに学んだ事柄について復習をします。同時に、どの程度知識を身につけたかを確認するために期末試験を行います。
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