Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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e-ビジネス論B 佐藤 正史
選択必修  2単位
【観光経営】 14-1-1130-3069-04A

1. 授業の内容(Course Description)

 観光産業においても今やIT(情報技術)の活用は不可欠である。特にこの産業の一翼を担う鉄道、航空、旅行の大手企業においては、情報システムの黎明期から、国内他企業に先んじ最先端のオンライン・システムを開発・運用してきており、これらのシステムは企業経営の生命線となっている。
 また、インターネットのe-ビジネスを牽引したのも、米国における旅行(航空とホテル)予約であり、国内のインターネットビジネスでも旅行関連サイトへのアクセスは衰えを見せないばかりか、新たなビジネス・モデルも登場している。
 このようなe-ビジネスの発展は、一方で既存ビジネスモデルを脅かし企業経営に大きな影響を与えており、一方で新たなビジネスチャンスを生むとともに業態のイノベーションを促すことにもなっている。
 本授業では、e-ビジネスと関わりの深い旅行業を中心に、過去から現在までのIT活用とインターネット・ビジネスの状況について紹介する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 企業情報システムにおいて先進的な位置づけを持つ日本の旅行業システムの歴史を知ることにより、企業経営におけるIT(情報技術)の重要性を理解する。
 また、インターネットでのe-ビジネスの現状の理解を通し、e-ビジネスが企業経営に及ぼすインパクトについて理解する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業への出席50%、レポート50%で評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 特に指定しません。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 ・インターネットの旅行関連サイトにはどのような種類(タイプ)があるのかを調べ、その「使い勝手、情報内容などにつき評価」を行ってみる。
 ・インターネットの旅行予約サイトのコンテンツから、予約や情報提供を行っている「情報システムの仕組み」について仮説を構築してみる。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 授業における積極的な参加(質問、意見、発表)を期待します。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 観光関連産業とIT活用の歴史(1)
【第3回】
 観光関連産業とIT活用の歴史(2)
【第4回】
 旅行業とIT(1)
【第5回】
 旅行業とIT(2)
【第6回】
 旅行業とIT(3)
【第7回】
 日本と欧米における旅行ビジネスモデルの特色
【第8回】
 インターネットとe-ビジネス
【第9回】
 インターネットe-Commerce BtoBモデル
【第10回】
 インターネットe-Commerce BtoCモデル
【第11回】
 欧米における旅行e-ビジネスの現状
【第12回】
 日本における旅行e-ビジネスの現状
【第13回】
 グローバル化と旅行e-ビジネス
【第14回】
 e-ビジネス最新動向&レポート課題
【第15回】
 まとめ