Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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法律学演習 III 山内 久史
選択  2単位
【法律】 14-1-1210-0546-17A

1. 授業の内容(Course Description)

 代表的ケースまたはプロブレムを素材にしながら、労働法の考え方を学んでいきたい。春期は憲法上の平等権(14条)、生存権(25条)、労働権(27条)などを復習したあと、個別的労働関係法(採用、人事異動、賃金、労働時間、労働災害、解雇などの個別的労働関係)の分野を中心に学ぶ。
 なお、授業は、判例などを参考に具体的なケースを取り上げ、原則的には、3人1組のグループ討論を経て全体討論を行い、法的論点とその解決方法を全員で探っていくという形式をとる。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ①自主的に研究・討論をし、労働法の基礎理論の理解を深めるとともに、自分の意見を形成しそれを発表する能力を磨くことが目標。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 グループ討論および全体討論での発言状況、出席状況その他を総合勘案して評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 プリントを配布する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 プリントの問題は自分の力で解いておくこと。
 概説的な知識は、適宜指示する参考文献を読んで身につけることが重要。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 3人1組のグループで討論を進めていくので、遅刻はもちろんのこと、欠席とりわけ無断欠席をしないようにしてもらいたい。『小六法』(平成26年版)を持参すること。また、ゼミ全体の運営や議論にも積極的に参加してもらいたい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 労働法の体系
【第2回】
 憲法と労働法
 以下では、具体的事例を取り上げる。
【第3回】
 具体的事例1プロブレム・メソッド①
【第4回】
 具体的事例2プロブレム・メソッド②
【第5回】
 具体的事例3プロブレム・メソッド③
【第6回】
 具体的事例4プロブレム・メソッド④
【第7回】
 具体的事例5プロブレム・メソッド⑤
 以下(【第8回】~【第15回】)では、判例を参考にして実際の具体的紛争あるいはそれを基にしたプロブレム形式の問題を取り上げる。取り上げるケースの内容は受講者の希望を聞きながら相談して決める。なお、法律学演習IIでも、これを基本的に継続する。