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授業の内容(Course Description) |
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この授業では、個々人が生を紡いでいくなかでの「成長」や「発達」という側面に焦点を当てて、生きることと教育の関係についての理解を深めていくことを主眼においている。授業内容の理解を深めていくうえでは、以下の二つの視点を重視する。ひとつは、個々人にとっていかに自己のキャリアを発達させていくか、そのために教育はどのように介在し機能していくか、という視点である。もうひとつは、個人のキャリアを発達させていくうえで、世の中に存在するさまざまな人たち、組織、仕組みは、いかに介在しているのか、という視点である。 いわば、「私は~」と個人を主語にして、いかに生きていくかという視点と、よりよく生きていくためにはどのような社会であることが求められているのか、という視点が交差するなかに、キャリア発達における教育の地平がみえてくるだろう。なぜなら、個人と社会をつなぐうえで、教育は重要な役割を担っているからだ。 授業では、以上に記した内容を、授業計画に示すようなテーマやトピックを絡めて、さまざまな切り口から論考していく。授業で取り扱う内容を切り口にして、自己を取り巻くさまざまな事柄や仕組み、人との関係性などが、キャリア発達に対していかなるインパクトをもたらし、そこにどのような課題を見出すことができるのか、把握していこう。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・キャリア発達について複眼的に捉えることができるようになる。 ・人と人との関わりを通じて、キャリアは発達していくということの意味について理解することができる。 ・キャリア発達における教育の可能性を俯瞰的にみることができるようになることで、自身の生き方を考えることができる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(授業後に提出を求めるコメントシートや小レポートといった提出物の内容など)50% 期末テスト50%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは用いないが、参考文献、資料は授業中に適宜提示する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・授業中に適宜指示する授業内容に関連したテーマに言及している新聞・雑誌記事等に予め目を通し、その内容の理解、論点となる箇所を把握しておくこと。 ・授業内で適宜課す小レポートを作成すること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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みなさんのキャリアを発達させていくという営みには、多様な視点、考え方からみていくことが必要不可欠です。特定の考え方に固執することなく、柔軟に物事を捉えていく姿勢を大切にして出席することを期待します。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】 キャリア発達に関する諸理論の紹介 【第3回】 キャリア教育の歴史概観(1) 【第4回】 キャリア教育の歴史概観(2) 【第5回】 不平等社会、格差問題にみるキャリア発達上の課題(1) 【第6回】 不平等社会、格差問題にみるキャリア発達上の課題(2) 【第7回】 採用・求職活動とキャリア発達 【第8回】 就労および福祉をめぐる社会政策の動向とキャリア発達(1) 【第9回】 就労および福祉をめぐる社会政策の動向とキャリア発達(2) 【第10回】 少子化・高齢化がキャリア発達におよぼす影響と課題(1) 【第11回】 少子化・高齢化がキャリア発達におよぼす影響と課題(2) 【第12回】 情報・通信技術の発展とキャリア発達 【第13回】 グローバル社会におけるキャリア発達 【第14回】 大学教育におけるキャリア発達をめぐる意義と課題 【第15回】 授業総括
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