Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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言語文化 I (英語学) 今関 雅夫
選択  2単位
【人間文化】 14-1-1410-0071-15A

1. 授業の内容(Course Description)

 オンライン教材、音声分析ソフト等を用いて、英語音声学の基礎及び音韻の基礎を学ぶと同時に、トレーニングを通して、発音の向上に努める。母音と子音、フレーズの中でのリエゾン(同化)、ストレスやイントネーション、プロソディー(rhythmic and intonational aspect of language、話者の感情や文脈に応じた発音)を学習し、また発音記号を見て正しい音が出せるようにするための訓練も行う。
 15回の授業の中で、暗記した英文を受講者の前で発音する機会を数回設ける。この練習を通して、その場に即した音量で発音することの重要性も学ぶ。
 音声学という名称の講座であるが、理論的な講義よりも実践的な授業にする予定である。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 上記の授業内容を通して、以下のことができるようになることを目標とします。
 ・英語の音響的・音韻的な特徴を理解する。
 ・発音記号から正しい発音ができるようになる。
 ・音声分析ソフトの使い方を理解し、実際の発音に役立てる。
 ・音声分析ソフトの使い方を理解し、実際の発音に役立てる。(例えば、rとlの発音が正しくでき、また聞く方では、rとlの違いを聞き取ることができるようになる。)
 ・強弱、抑揚、リズムの観点から正しい発音を習得する。
 ・人前で自信を持って、英語の発音ができるようになる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 平常点(出席、授業への参加度)(20%)、発音の試験(数回の発音チェックと発音試験)(50%)、学期末筆記試験(30%)で評価を出す。欠席を6回すると評価はD評価となる。また、欠席1回につき5点ずつ平常点から引いていくので、極力欠席しないこと。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:教員作成のオンライン教材(Access to Better English Pronunciation) を使用する予定である。
 適宜、プリント教材を配布する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 ・予習として、オンライン教材で学習した後、授業に臨むこと。
 ・ネット上の音声記事やVideo News を書き取るという課題を出すこともある。
 ・ある程度の長さの英文を暗記し、受講生の前で発表する機会を多く持つので、暗記や正しい発音の練習を授業時間外に行うこと。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 授業中、発音練習の時間をとるので、積極的に参加すること。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 Orientation と 受講者の発音チェック
【第2回】
 オンライン教材 Unit 1 and Unit 2(英語の母音)
 英文の発音練習
【第3回】
 オンライン教材 Unit 3 and Unit 4(英語の母音)
 英文の発音練習
【第4回】
 オンライン教材 Unit 5 and Unit 6(英語の母音)
 英文の発音練習
【第5回】
 オンライン教材 Unit 7 and Unit 8(英語の母音)
 英文の発音練習
【第6回】
 オンライン教材 Unit 8 and Unit 10(英語の母音と子音)
 英文の発音練習
【第7回】
 受講者の発音チェック(受講者の前で暗記してきた英文を発音する。)
【第8回】
 オンライン教材 Unit 11 and Unit 12(英語の子音)
 英文の発音練習
【第9回】
 オンライン教材 Unit 13 and Unit 14(英語の子音)
 英文の発音練習
【第10回】
 オンライン教材 Unit 15 and Unit 16(英語の子音)
 英文の発音練習
【第11回】
 オンライン教材 Unit 17 and Unit 18(英語の子音)
 英文の発音練習
【第12回】
 オンライン教材 Unit 19 and Unit 20(英語の子音)
 英文の発音練習
【第13回】
 同化、ストレス、イントネーション、プロソディーを中心に
【第14回】
 発音試験(受講生の前で、暗記してきた英文を発音する。)
【第15回】
 まとめ
 発音試験と筆記試験