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授業の内容(Course Description) |
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演習Ⅱでは、演習Ⅰで学んだ会計学と簿記の知識を活かして、いよいよ法人税法の世界に入っていきます。法人税法は税法の王様といわれるほど範囲が多岐にわたり奥深い法律です。会社などの法人にとって、もっとも影響が大きい税金です。法人税は企業会計の考えを基礎としながら、法人税独自の規定を設けています。なぜそのような規定が設けられているのか、既定の立法趣旨を踏まえながら法人税の重要ポイントを理解していきます。基礎的な理解が深まった段階で、税務判例の分析にもチャレンジしたいと考えています。
なお、内容的には「税務会計論Ⅱ」と重複する部分がありますが、重ねて学習したい人には効果的です。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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法人税の仕組みと基礎を理解する。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席50%、授業への取り組み方で50%として評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『わかりやすい法人税平成26年版』小池敏範著 税務研究会出版局
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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秋は翌年の税制改正が議論される時です。新聞報道などにも関心を持ってください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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質問など積極的に授業に参加してください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回~第5回】 法人税の仕組みと基礎概念について学びます。
【第6回~8回】 申告書の作成演習をやります。これにより短時間で企業会計とのつながりを理解することができます。
【9回~12回】 益金の額の計算、損金の額の計算といった個別論点を学習します。
【第13回~15回】 税務判例を分析します。
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