Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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図書館情報資源概論 宮田 洋輔
図書  2単位
【図書】 14-1-1501-3855-04

1. 授業の内容(Course Description)

 図書館資料全般の特質やさまざまな主題分野の多様な資料・情報について、その出版と流通、選択、選書ツール、保存管理について解説する。新しいメディアの特質やその利用等についても触れる。
 1)情報と資料、資料の類型とその特質(資料の歴史、一次・二次資料についても触れる)
 2)資料の出版と流通
 3)蔵書構築の方針・評価(資料選択の基準を含む)
 4)選書ツールの利用法
 5)資料の受入・除籍・保存・管理(紙の劣化防止、共同保管等を含む)
 6)印刷メディア及び非図書メディアの収集、整理、利用等及び留意点
 7)多様な利用者に対する多様な図書館サービスの提供など

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 1)図書館が扱う資料は、図書や雑誌などの活字媒体だけでなく、デジタル情報資源をも含む多様な媒体のものであることの理解。
 2)利用者の多様な情報ニーズを理解し、その対応策について、考えること
 3)資料・情報の収集、組織化、保存、活用法などについて総合的に理解すること
 4)出版・流通に関する現況を知り、図書館の選書方針や基準に基づく資料選定
 5)ある主題の資料を選択する際に用いる選書ツールを知り、適切な資料を選択すること
 6)利用者の情報ニーズを理解し、情報・資料の提供について、さまざまな方法があることの理解
 7)利用者の新たな情報ニーズに適応するサービスを創出すること

3.
成績評価方法(Grading Policy)

・テスト(50%)、レポート(20%)、グループワークと小レポート(30%)により総合的に評価する。ほぼ毎回、授業中に小レポートを課す。
・テストを受けるためには、初回・最終回を含む3分の2以上の出席と、レポートの提出が必要。出席やレポートに不正があった場合は自動的に不合格とする。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:なし
 参考文献:授業用ウェブサイト等で適宜紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

・MELICをはじめ、多くの大学図書館、公共図書館のホームページをチェックしておくこと。
・書店、オンライン書店、出版社のホームページをチェックしておくこと。
・図書館や書店に行く際に、並んでいる本・資料をよく観察すること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

・第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること。やむをえず欠席する場合は事前に相談すること。事前相談がなかった場合、第2回目以降の出席は認めない。
・パソコン、メール、ウェブ、ワープロソフトについて初級以上の知識・技能が必須。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 授業オリエンテーション
【第2回】
 図書館情報資源の概要
【第3回】
 図書① 図書の種類、役割、特性
【第4回】
 図書② 図書を用いた演習
【第5回】
 雑誌
【第6回】
 新聞
【第7回】
 点字・録音資料
【第8回】
 非印刷資料、 電子資料
【第9回】
 資料の選択と収集
【第10回】
 蔵書管理と保存
【第11回】
 分担収集と分担保存
【第12回】
 資料のデジタル化と機関リポジトリ
【第13回】
 出版流通制度
【第14回】
 学術情報流通
【第15回】
 授業のまとめ、学習成果の自己評価、授業評価
 *授業計画は学習状況によって変更することがある。