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授業の内容(Course Description) |
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産業労働心理学という用語はあまり一般的なものではない。ここでは産業・組織心理学を中心に、職場におけるメンタルヘルスなど労働に関わる心理学的テーマを加えたものとして用いている。産業組織心理学は、労働者をいかに効率的に働かせるかといった経営管理的視点での作業研究からスタートし、職業適正・キャリアカウンセリング、人間工学などを含めて発展してきたが、労働者の立場にたって人間らしく働くためにはどうすれば良いかを考える上でも、産業組織心理学の研究成果を理解することは重要である。本講義では産業組織心理学の基本事項をテキストに準拠して解説する。その上で、職場におけるメンタルヘルスやストレスチェックなど労働衛生上で重要なトピックスにも触れたい。なお、この科目は、職場の衛生管理を担当する「第一種衛生管理者」の資格取得に必要な科目の一つである。
注) 衛生管理者とは労働安全衛生法で定められている国家資格。職場で衛生管理等の業務を担当する。一定数以上の労働者を使用する事業場では免許を有する衛生管理者を選任することが必要。健康スポーツコースでは要件となる科目を全て修得すると試験免除で資格取得が可能。学生便覧を参照のこと。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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産業組織心理学ではどのような研究が行なわれてきたのか概要を理解し、将来「組織に所属して働く」ことへの準備としてもらいたい。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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評価は、原則として期末試験によるが、出席状況や授業態度も加味する(私語等、他の学生の授業の妨げとなるような問題行動があった場合は、随時確認・記録をして評価時に相応の減点をする)。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト: 『産業・組織心理学』 山口裕幸他 有斐閣アルマ 2009 参考文献1: 『産業・組織心理学への招待』 白樫三郎編 有斐閣ブックス 2011
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テキストの関連する章に目を通しておくことが望ましい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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将来の職業選択を視野にいれて関心を持つよう努めること。私語等、授業の妨げとなるような行動は厳に慎んでもらいたい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 産業労働心理学とは 【第2回】 パーソナリティの測定評価 【第3回】 社員をやる気にさせるには 【第4回】 組織内コミュニケーションに潜む問題 【第5回】 作業の効率化と安全の確保 【第6回】 作業負担が増えると疲労・ストレスが…。 【第7回】 働く人生とキャリア形成 【第8回】 管理者に発揮してもらいたいリーターシップ 【第9回】 公正な人事評価は可能? 【第10回】 消費者行動と行動経済学 【第11回】 人間工学で快適作業 【第12回】 職場のストレスとメンタルヘルス 【第13回】 職場における健康管理と労働安全衛生法 【第14回】 心理検査理解のための統計学の基礎 【第15回】 復習と総括
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