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授業の内容(Course Description) |
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近年、急速な情報技術の進化により大量のデータを収集または入手することが可能になってきた。蓄積したデータをいかに会社の経営意思決定に反映するかとの考えが台頭し、統計学は一躍脚光を浴びたのである。 本講義は、統計学とは何かとの素朴な問題から、統計学の基礎部分である代表値(平均・分散)・確率・母集団と標本分布・推定・仮説検定・回帰分析の基礎についての基本的な事項を分かりやすく解説する。直感的に理解するために、実際への応用面を重視し、家計調査や物価指数、支持率等さまざまな身近な統計指標を取上げ、実際に発生した問題を理解して解決方法を考え、次第に統計学的な考え方が身に着く。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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経済学理論や企業経営分析等を学ぶ際に基礎となる基本的な統計の概念を正確に理解できることと、統計的な考え方から溢れている各種統計指標に対して正しく説明できることを本授業到達目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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評価は、授業への出席と、数回のテストの結果で行う。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:鳥居泰彦『はじめての統計学』1994年、日本経済新聞社 参考書:谷沢 弘毅『経済統計』2006年、新世社
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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練習問題プリントを配布するので、独自に解答し、理解することが重要である。 また、出席前に必ず前回の授業内容を予習すること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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概ね教科書に沿って授業を行い、教科書の練習問題等を使用するので、教科書は、毎回必ず持参のこと。 適宜に資料も配布する。ただし,資料配布は授業時のみとする。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション・統計学とはなにか 【第2回】 代表値(平均と分散)(1) 【第3回】 代表値(平均と分散)(2) 【第4回】 代表値の応用:さまざまな平均値について 【第5回】 確率の基礎(1) 【第6回】 確率の基礎(2) 【第7回】 確率分布(二項分布等) 【第8回】 確率分布(正規分布①) 【第9回】 確率分布(正規分布②) 【第10回】 確率分布(正規分布③) 【第11回】 無作為抽出と標本分布(1) 【第12回】 無作為抽出と標本分布(2) 【第13回】 無作為抽出と標本分布(3) 【第14回】 まとめ(1) 【第15回】 まとめ(2)
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