Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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日本の金融 II 出澤 敏雄
選択  2単位
【人間文化】 14-1-1110-3886-32A

1. 授業の内容(Course Description)

 金融論は、これまでの経済学では、ミクロ経済学、マクロ経済学の一つの応用分野として捉えられがちであった。しかし、現実の経済は貨幣経済であるため、この講座においては、金融論を主軸に据えて経済現象の分析、解読を試みてみたい。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 諸君のこれからの人生において遭遇するであろう世の中の様々な事象を経済合理性に照らして正しく理解出来るような教養が身に付くことを目標とする。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 毎回授業の最初に前回の講義の復習を兼ねて小テストを行なうが、その累積点と期末の小論文テスト。ウエイトは50:50。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストは特に無し、参考文献は講義の中で紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 日々、身の回りで起きている経済現象に対して関心を持ち、自分の頭で考えること。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 金融論ⅠとⅡは連続して受講することを強く期待する。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】 金利論 ――決定の仕組み
【第2回】      ――金利の経済活動への影響
【第3回】 政策論 ――物価
【第4回】      ――信用秩序
【第5回】      ――決済システム
【第6回】      ――景気と経済成長
【第7回】 中央銀行論
【第8回】 国債管理を巡る諸問題
【第9回】 国際金融を巡る諸問題
【第10回】 企業金融を巡る諸問題
【第11回】 日本の金融機関の将来展望
【第12回】 世界のバブルの歴史
【第13回】 昭和末期の日本のバブル
【第14回】 貨幣経済の究極の課題
【第15回】 まとめとテスト