Web Syllabus(講義概要)

平成26年度

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経営管理論A 飯塚 陽介
選択必修  2単位
【観光経営】 14-1-1120-2715-23A

1. 授業の内容(Course Description)

 経営管理は非常に多様な領域により構成されています。春学期は、企業によるイノベーションのマネジメントに関する基礎知識を論じます。成熟化し、停滞する国内の経済環境において、企業が成長を達成する上ではイノベーションを持続的に生み出すことができるシステム作りが要点となります。従って、今日の企業経営者には、イノベーションの本質についてよく理解することが求められていると言えるでしょう。本講義では、企業経営者がイノベーションをマネジメントしていく上で知っておくべき基本的な概念と理論について学習します。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 イノベーションについて考える上で必要な基本的な論理を習得する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業期間中に3回にわたり実施する小テストと期末テストを総合的に評価します。小テスト・期末テストともに「テキスト」・「講義中の配布物(小テスト及びその解答など)」あるいは「WebClassにアップロードしたファイルを印刷したもの」を除いて持ち込み不可とします。また、3回ある小テストで2回以上にわたり指定された点数をとれなかった場合には特別な事情がない限り、単位の取得が非常に困難となります。履修者には一貫して努力を継続することが求められます。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 本講義の内容は特定のテキストに依拠しません。ただし、『コア・テキスト イノベーション・マネジメント』『イノベーション・マネジメント入門』は本講義の内容の多くをカバーしていますので、入手可能であれば一読することをお勧めします。また、関連する文献については講義内で随時紹介をします。
参考文献:
 【1】近能義範・高井文子『コア・テキスト イノベーション・マネジメント』新世社、2010年
 【2】一橋大学イノベーション研究センター[編]『イノベーション・マネジメント入門』日本経済新聞社、2001年

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 本講義は、経営学総論Ⅰ・Ⅱに相当する経営学の概論的な知識を前提においています。これらの講義を受講していない方は、並行しての受講をお勧めします。
 なお、テキストには、講義では言及しきれなかった議論も網羅されています。講義内容の理解を補足する意味においても、入手して一読することを推奨します。講義中には、参考図書も随時ご紹介する予定です。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 本講義ではPowerPointを使用します。講義資料については紙資料としては配布しませんが、WebClassを通じて電子ファイル(PDFファイル)として配布いたします。以下の点にご注意ください。
 ①なるべく講義前日までにはアップロードします。
 ②ファイルを閲覧する為には前回講義中に通知するパスワードを入手する必要があります。また、配布するファイルは文章が穴抜きになっています。パスワードを入手し、穴抜きの文章を完成させる為には毎回講義に出席する必要があります。
 ③直前数回分のファイルのみアップロードします。従って、学期末に一度にダウンロードすることは出来ません。ダウンロードを希望する学生は常にチェックするようにしてください。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 ※授業計画については講義の進捗状況などに応じて、変更の可能性があります。
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 イノベーションとは何か?
【第3回】
 イノベーションのプロセス
【第4回】
 イノベーションの発生
【第5回】
 小テスト(第1回)及び解説
【第6回】
 イノベーションの普及
【第7回】
 イノベーションの進化
【第8回】
 イノベーションの収益化
【第9回】
 小テスト(第2回)及び解説
【第10回】
 製品開発のプロセスと組織
【第11回】
 開発期間と開発コスト
【第12回】
 イノベーションと企業間システム
【第13回】
 産学連携+知的財産権
【第14回】
 小テスト(第3回)及び解説
【第15回】
 春学期のまとめと復習