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授業の内容(Course Description) |
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民法典第一編「民法総則」を中心に、代理、法人、契約の有効性・効力発生時期、時効等について学習します。民法総則は、2年次以降履修する民法各科目の基礎となる科目ですので、しっかり理解することが望まれます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①民法、ひいては法律学の基礎となる法制度の仕組みや役割を理解する。 ②具体的には、後期は代理、法人、契約の有効性・効力発生時期、時効について基礎知識を習得する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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試験+出席状況(学生便覧参照)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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内田貴『民法I(第4版)-総則・物権総論』(2008、東京大学出版会) 参考文献:内田貴・山田誠一・大村敦志・森田宏樹『民法判例集 総則・物権(第2版)』(有斐閣)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業で聴いた内容は、必ずその日のうちにノート整理を行い、復習すること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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①[関連科目]法学概論を並行的に履修することが望ましい。なお、より進んだ専門的知識修得には、契約法総論、物権法の履修が望まれる。 ②民法は、大多数の学生諸君にとって大学に入って初めて学ぶ科目であり、しかも他の法律を学ぶ際に前提となることが多い科目です。民法の確たる理解には、授業に出席することが不可欠です。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション-前期の学習内容の大まかなレビュー 代 理-無権代理 【第2回】 代 理-無権代理 【第3回】 代 理-表見代理 法 人-法人とは何か、「法人」総論 【第4回】 法 人-社団と組合、権利能力なき社団 【第5回】 法 人-法人の組織、「法人の能力」と「目的の範囲」 【第6回】 法 人-定款等による代表者の代理権の制限 【第7回】 法 人-代表者の代理権に対するその他の制限、法人と不法行為等 【第8回】 契約の有効性-確定性、実現可能性、適法性 【第9回】 契約の有効性-社会的妥当性、有効要件を欠く場合の効果 【第10回】 契約の有効性-無効、取消し 契約の効力発生時期 【第11回】 契約の効力発生時期-条件、期限、期間 時 効-時効とは何か、存在理由をめぐる問題 【第12回】 時 効-消滅時効、中断・停止 【第13回】 時 効-中断・停止、時効の効果 【第14回】 時 効-援用権者、援用の場所、援用の制限、時効利益の放棄、除斥期間 【第15回】 時 効-形成権の期間制限の法的性質 法律行為 私権に関する民法原則 まとめ
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