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授業の内容(Course Description) |
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経済学の基礎知識を、実社会の経済活動と関係づけて、感覚的に理解することができる。経済学部以外の学生でも十分に理解できるように、やさしく説明がなされる。経済・ビジネスニュースを事例にして、その背景・構図・意味について解説がなされる。 経済学は、生産・消費・取引活動の原理を一般化して説明する学問分野である。しかし経済学は、物理学、化学などの理系の分野に比べると、学問としては未熟な分野である。経済理論は、理系の学問のような再現性がない、つまり、理論を実務に適用しても予測される結果が得られないからである。経済学は、複雑な社会を対象とすること、閉鎖系での実験を行えないことが大きな理由である。このため、経済学は、学者の遊びと評されることもある。企業に就職しても、学問としての経済学を利用する職場は極めて限られている。 しかし、経済学による社会の「見かた」「考えかた」は、企業・官庁の実務で直面する諸問題を一般化する方法として、おおいに役に立つ。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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(1)経済学の基礎知識を理解する。 (2)経済学の考え方を理解する。 (3)時事的な経済・ビジネスニュースの背景・構図・意味を理解する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験による、平常点を加点する。(100%)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは使わず、パワーポイントを中心に説明する。必要に応じて、プリントを配布する。参考文献は、授業の中で適宜紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業の中で、経済・ビジネスニュースを採りあげて説明するので、各種メディアの日々の経済・ビジネスニュースをチェックする習慣をつけること。とくに、日本経済新聞は購読し、常時チェックすることが望ましい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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私語、スマートフォン・携帯電話の使用、熟眠は認められない。 授業は、知識を得るだけの場ではない。講義を聞き、自ら考え、経済・社会の事象についての見方、考え方を確立してほしい。 パワーポイントを見て、話を聞いて、その要点をノートするという能力を涵養すること。実社会に出れば、必須の能力である。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション:経済とは (【第2回】以降の内容は、学習の進捗状況、学生の理解の程度などにより、採りあげる内容や説明の順番を変更することがある。) (毎回、かなりの時間をかけて、経済・ビジネスニュースを解説する) 【第2回】 経済学とは 【第3回】 消費と経済 【第4回】 金融と経済 【第5回】 工業と経済 【第6回】 農業と経済 【第7回】 雇用・就職と経済 【第8回】 貿易と経済 【第9回】 発展途上国と経済 【第10回】 エネルギーと経済 【第11回】 環境と経済(1) 【第12回】 環境と経済(2) 【第13回】 地域と経済 【第14回】 歴史と経済 【第15回】 まとめ:経済学と実社会の関係
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