Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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産業・企業研究 II 小松 秀史
選択  2単位
【経営】 15-1-1120-3748-02

1. 授業の内容(Course Description)

 皆さんが社会に出るにあたり、「職業を選択する」というステップが控えていますが、そのステップにおいて「選択の対象となる業界が今後、社会で果たして行く役割、業界を取り巻く環境、課題、それへの対応等を検討する」のは重要なプロセスです。
 更に「企業に就職する」という選択をした場合には、次のステップは「どんな企業を選ぶか?」という事になりますが、このプロセスにおいては「企業評価をするためのツール(財務諸表の分析法等)」が必要です。
 この授業では「日本の産業構造および、それを取り巻く状況」と「財務諸表の分析法」を学習します。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 「日本の産業構造および、企業を取り巻く環境」と「財務諸表の分析法」を学び、それらを、自らの職業を選択する際に、十分に活用し、悔いの無い判断が出来るレベルに到達して欲しい、と考えます。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業への出席率、テスト(期末テストまたは期中に複数回実施する小テスト)を総合的に評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 参考図書:『日本の産業を巡る現状と課題』経済産業省PDF、『会社四季報業界地図』東洋経済新報社、『財務諸表分析』桜井久勝・中央経済社、その他必要に応じ、教材プリントを配布します。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 ビジネス社会では情報の質・量が極めて重要です。TV、新聞、雑誌、ネット等のメディアを通じて、質の高い情報を常に入手するようにしましょう。更に、その情報内容が実現するとどんな影響が予想されるのか?それに対し、どんな対応をすべきなのか?を考え、実践する癖を身につけるようにしましょう。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 英語は事実上の世界共通言語です。皆さんがどんな職業を選んでも英語が使えれば可能性が広がります。なるべく早いタイミングで英語を身につけるようにしましょう。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 財務諸表の役割と仕組み
【第2回】
 貸借対照表の見方1(構造、流動資産、固定資産)
【第3回】
 貸借対照表の見方Ⅱ(負債、純資産)
【第4回】
 損益計算書の見方1(構造、売上総利益、経常利益、当期純利益)
【第5回】
 損益計算書の見方Ⅱ(連結損益計算書、利益の分配)
【第6回】
 キャッシュフロー計算書の見方
【第7回】
 会計方針の注記
【第8回】
 財務諸表分析の基礎
【第9回】
 収益性の分析
【第10回】
 生産性の分析
【第11回】
 安全性の分析
【第12回】
 不確実性によるリスクの分析1
【第13回】
 不確実性によるリスクの分析Ⅱ
【第14回】
 成長性の分析
【第15回】
 債券の各付けと倒産予測への利用