Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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スポンサーシップ概論 I 川上 祐司
選択  2単位
【経営】 15-1-1120-3838-05

1. 授業の内容(Course Description)

 「スポンサーシップ概論Ⅰ」では、「スポーツスポンサーシップ」について学習する。企業経営の拡大や効率化の上でマーケティング戦略は欠かせないファクターである。アメリカ企業においては特にその中でも「スポーツスポンサーシップ」は最も重要な戦略である。「スポンサーシップ概論Ⅰ」では、クライアント側のBuyingスキルの習得を目指す。スポーツスポンサーシップの歴史から現状のトレンド、ビジネス構造、さらにはマーケティングおよび購買理論の理解を深めるとともに、企業クライアントのスポーツスポンサーシップ戦略立案を目指す。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 以下の業種・業務に必要なマーケティングおよびプロモーション等の基礎知識を習得する。最終的課題として、クライアントのスポーツスポンサーシップ戦略について立案し発表する。
 ・スポーツチーム・リーグプロモーション担当者
 ・企業・行政プロモーション担当者
 ・広告代理店、マスコミ志望者

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席  :出席率70%以上が前提。30点 (70%以下は0点でテスト受験資格なし)
 期末試験:60点満点 (課題レポートおよび発表)
 レポート:期中に課題レポート1回実施。10点
 以上を総合的に評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 拙著『わが国のスポーツスポンサーシップ構造と現状の課題』 帝京経済学研究
 石井清司著『スポーツと権利ビジネス』 かんき出版
 広瀬一郎著『新スポーツマーケティング』 創文企画
 グレンM.ウォン 川井圭司著『スポーツビジネスの法と文化 アメリカと日本』 成文堂

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 スポーツ経営学.comなどのポータルサイト、スポーツ専門サイト等より、北米スポーツビジネス動向に注目する。また、ヨーロッパスポーツビジネス動向にも注目すること。両市場と国内スポーツ動向との比較より、わが国における課題を見出す。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 2020年東京オリンピック開催にあたり、スポーツビジネスは国内外において活況を呈することと予測される。その中で今後の日本のスポーツ市場を担う本校の学生には、「スポーツの本質」を十分に理解し、わが国のスポーツ文化発展・構築に貢献できる人材として活躍を期待する。
なお、経営の一環を学ぶにあたり、授業進行においては時間・期限・約束の厳守などビジネスルールに準じるとともに学生としてモラルを遵守すること!

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 オリエン
 ガイダンス、授業の進め方、評価方法、留意点、約束事項の確認
【第2回】
 スポーツとは
 スポーツマネジメントとは、スポンサーシップとは
【第3回】
 スポンサーシップ理論
 スポーツマーケティング、交換理論、ステークホルダー
【第4回】
 国内スポーツスポンサー歴史
 スポーツとメディアの手段化(朝日・毎日、読売)、野球害毒論、大リーグ招聘
【第5回】
 海外スポーツスポンサーシップ歴史
 アディ・ダスラー/ホルスト・ダスラー、ピーター・ユベロス、電通、アディダス、ISL、キルヒ
【第6回】
 世界3大スポーツイベント
 FIFA、IAAF、IOC
【第7回】
 放映権
 放映権ビジネス、ユニバーサルアクセス権
【第8回】
 ゲスト講師 
 〔外部講師:スポーツビジネス責任者〕 レポート課題
【第9回】
 マーケティグ・購買理論
 AIDMA、AISAS、AIDCA、購買決定プロセス、4P・4C
【第10回】
 スポンサーシップ構造①
 スポンサーシップ構造、タニマチ、バーター
【第11回】
 スポンサーシップ構造②
 インベントリ、アクティビティ、ホスピタリティ 
【第12回】
 スポンサーシップ構造③
 スタジアムビジネス、ネーミングライツ
【第13回】
 スポンサーシップ戦略①
 海外におけるスポンサーシップ戦略
【第14回】
 スポンサーシップ戦略②
 国内企業チームにおけるスポンサーシップ戦略
【第15回】
 まとめ
 クライアント企業のスポンサーシップ戦略(発表)