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授業の内容(Course Description) |
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この授業では,近年の「新しい」会計学が,伝統的な会計学と較べてどのような点で異なり,どのような点で異ならないのかを考察する。 1990年代後半から現在にかけて,米国会計基準の内容を導入する形で日本において設定されてきた様々な会計基準は,それ以前の会計学を背景とする会計基準といかなる意味で異なるのかを分析することから始める。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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財務諸表の作成と分析のために必要とされる知識の基礎の修得を目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験及び受講態度を総合的に評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:新田忠誓他『会計学・簿記入門』第12版(白桃書房,2014年) 参考文献:佐々木隆志『監査・会計構造の研究』(森山書店,2002年)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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新聞に目を通し,経済・経営・企業会計に関する時事問題を理解しようと努めること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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毎回の講義が相互に関連していくので,講義の内容を理解するためには,継続的な出席が必要となる。また,実際に計算を行ってもらうので計算機(携帯電話は不可)を毎回持ってくること。なお,科目の特性として,簿記の仕訳を使っての説明が多くなる。したがって,基礎的な簿記知識が必要となる。さらに,財務諸表論 II と併せて,財務諸表論の主要範囲を網羅することとなるので,引き続き履修することが望ましい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】~【第4回】 財務諸表の概要 【第5回】~【第7回】 収益認識の諸問題 【第8回】~【第10回】 費用認識の諸問題 【第11回】・【第12回】 キャッシュ・フロー計算書 【第13回】 貸借対照表等式と企業会計の見方 【第14回】 会計数値の見方 【第15回】 まとめ
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