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授業の内容(Course Description) |
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国際刑事法について講述する。国際刑事法(国際刑法)は、「国際法的な刑法」とも「刑法的な国際法」ともいいうる学際的分野であり、さらに、歴史も浅い新しい学問でもある。国際刑事法の射程は、大まかにいって、刑法適用法、国際司法共助、刑事国際法(国際刑事裁判所規程)に三分されるが、本講では後一者及び裁判所の運営を害する罪(国家的法益に対する罪)を扱う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①標準的な考え方(学説)を自分の言葉で説明できるようになること。 ②実例を標準的な考え方(学説)の角度から分析できるようになること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席点は単位取得の前提条件である。成績評価については、筆記試験(若しくはレポート)及び小テストで行う予定である。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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・森下忠『新しい国際刑法』(信山社:2002年) ・川出敏裕・金光旭『刑事政策』(成文堂:2012年)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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教科書の該当箇所を通読してもらいたい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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私語厳禁。授業レベルは刑法総論・各論に関する基礎知識を習得した学生に合わせる。それゆえ、刑法総論、刑法各論が既習であることが望ましい(同時履修可)。また、刑事訴訟法及び国際法の授業も履修することをお勧めしたい。なお、レジュメ等は、理由の如何を問わず、授業時のみに配布する。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 国際刑事裁判の概念 【第3回】 国際刑事裁判規程の概略 【第4回】 ローマ規程実体法総論(1) 【第5回】 ローマ規程実体法総論(2) 【第6回】 ローマ規程実体法各論(1) 【第7回】 ローマ規程実体法各論(2) 【第8回】 ローマ規程実体法各論(3) 【第9回】 ローマ規程手続法(1) 【第10回】 ローマ規程手続法(2) 【第11回】 確認テスト 【第12回】 裁判所の運営を害する罪(1) 【第13回】 裁判所の運営を害する罪(2) 【第14回】 ローマ規程の諸問題 【第15回】 復習
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