Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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憲法研究 I 金澤  誠
選択  2単位
【法学研究科】 15-1-1210-1952-03

1. 授業の内容(Course Description)

 この演習は、憲法学の基本的な論点を取り上げて、憲法の理解をより深めることを目標とします。基本的な方法としては、判例研究を予定しています。
 最初のうちは、教科書に載っている古典的な事例から考察しますが、しだいに、最近の重要判例も考察の対象とする予定です。判例評釈が(あまり)出ていない事例を自分で読み解くことも重要な能力になります。
 前期の演習は、受講生が、自分たちで、興味あるテーマについて、判例集に直接あたって実際の判例(下級審を含む。)を読むこと、さらには、関連する多様な学説を調べることなどが、主な課題となります。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 ①憲法の分野におけるより高度な知識を習得し、修士論文等の作成にそれを生かすことができる。
 ②憲法にかんする判例や論文を「正確に」理解したうえで、それらに対するコメントを「適切に」付けることができる。他の受講生からの批判に適切に対応することができる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 出席状況はもちろんのことですが、報告やプレゼンテーション、(とりわけ報告時以外の)発言状況などを踏まえて判定します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキストや参考書は、初回に決めたいと思います。さしあたりは、学部時代に購入したような、憲法の基本書や判例集があると便利です。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 報告者は、割り当てられた判例ないし文献を要約したうえで、論点を提示しながら自己の見解をレジュメにまとめ、口頭にて発表することになります。発表をする際には、判例だけでなく関連する論文を図書館などで探すこと(読むこと)が重要です。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 受講生による報告が基本です。報告者が責任を持って報告することが重要です。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 初回で読む判例や論文を決め、その担当を決める予定です。
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】~【第14回】
 事例研究報告・全員による討論
【第15回】
 むすびにかえて