Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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小学校教育実習演習(事前事後指導) 辻 政博
選択  2単位
【初等教育】 15-1-1333-3258-05

1. 授業の内容(Course Description)

 本講義は、事前指導(春期)13回・事後指導(秋期)2回から成り、第5セメセメスターまでに履修した教職関係科目の内容が身についているかを確認し、第6セメスターを中心に実施される教育実習に取り組む準備を行う。約4週間の教育実習の概要(打合せから始まって実習を終え、お礼状を書くまでの全過程)や、取り組むために必要な知識・技能(記録の作成とのその省察を含む)や、心構え等について学び、独力で国語科・算数科・道徳の時間の学習指導案を作成し、単独で模擬授業を行う。
 実習後は、第8セメスターに実施される教職実践演習を視野に入れながら、実習経験の印象の強いところで実習経験の整理とその省察を行う。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

・第5セメスターまでに履修した教職関係の授業で身につけた内容・方法について、教育実習を行う為に必要・十分な状態になっているか確かめ、教育実習の概要について知り、実習を行う為に必要な記録の作成、日誌の活用、学習指導案の作成について独力で取り組めるようになる。
・実習をふり返り、その成果と課題をまとめる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 毎時の授業の取り組みの状況、模擬授業の為に作成した学習指導案、模擬授業、レポート等から総合的に評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 特にテキストの指定はしないが参考文献等については適宜授業で紹介する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 これまでの教職関係の授業をふりかえり、教育実習を行うに当たって不十分な点を補ってほしい。また、第11回〜13回は、全員がそれぞれ一人で模擬授業を行う。そのための教材研究・指導案作成に取り組み、指定された期日に間に合うように作成・提出してほしい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 本講義は全回出席しないと単位が認定されない。特別な事情がある時は相談してほしい。必ず事前に(やむを得ない場合は事後すぐに)相談してもらいたい。無断欠席があった場合はその時点で失格となる場合がある(実習派遣も不可となります)。
 なお、本講義の遅刻は単位認定上の重大な欠格事項となる。くれぐれも遅刻しないようにしてほしい。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

<春期>
【第1回】
 小学校実習指導の概略と目標の設定、グループ組織
【第2回】
 特別な教育的ニーズのある子どもの指導について
【第3回】
 授業構成について第1回 国語科の授業づくりと学習指導案の作成1(学習指導案作成の基本)
【第4回】
 授業構成について第2回 国語科の授業づくりと学習指導案の作成2(学習指導の基本) 
【第5回】
 授業構成について第3回 算数科の授業づくりと学習指導案の作成1(学習指導案作成の基本)
【第6回】
 授業構成について第4回 国語科の授業づくりと学習指導案の作成2(学習指導の基本)
【第7回】
 授業構成について第5回 道徳の時間の授業づくりと学習指導案の作成1(学習指導案作成の基本)
【第8回】
 授業構成について第6回 道徳の時間の授業づくりと学習指導案の作成2(学習指導の基本)
【第9回】
 授業構成について第7回 実習記録の作成と省察(教育実習日誌の書き方・活かし方)
【第10回】
 授業構成について第8回 授業記録の作成とその分析・省察
【第11回】
 模擬授業実践 第1回 グループ毎に1/3の学生が模擬授業を行う
【第12回】
 模擬授業実践 第2回 グループ毎に1/3の学生が模擬授業を行う
【第13回】
 模擬授業実践 第3回 グループ毎に1/3の学生が模擬授業を行う
<秋期>
【第14回】
 (第1週)教育実習での経験の省察とその共有①学習指導・学級経営・生徒指導(グループ毎にディスカッション)
【第15回】
 (第2週)教育実習での経験の省察とその共有②学習指導・学級経営・生徒指導(全体で共有)
 ※第3回〜第10回は2回でひとまとまりの講義になっており、国語・算数・道徳の時間・授業研究の方法について学ぶ。この4つの内容の学習順序についてはクラスによって異なり、それぞれどのような順序で学習するかは第1回の授業で説明する。
 ※秋期の事後指導の実施日については掲示板で連絡する(秋学期の最終週の予定)。