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授業の内容(Course Description) |
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「子どもに関係する法規」「教育活動に関係する法規」「教育行政・学校経営に関係する法規」「教員の身分に関係する法規」の内容と理論を研究し、判例研究・事例研究を行う。 具体的には、以下のような方法で行う。 (1)教育法(法規)に関係するテーマ、あるいはトピックを設定して 資料を収集・調査し、分析して課題を発見し、研究・考察して課題の解決策を示す。 たとえば、「いじめ防止対策推進法(25年6月制定)」、「教育委員間制度改革(26年6月制定)」など (2)教育にかかわる事案について、判例研究を行う。 判決文を読んで、事件の概要、原告・被告の主張、判決と判決要旨等を整理して研究する
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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A類学生:教育関係法規の主な内容を理解し、わかりやすく説明できる。 B類学生:教育委員会の規則や学校の内規・ルールを、教育法規の体系のなかに位置付けて保護者や同僚にわかりやすく説明できる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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調査、研究の企画と実践 調査結果のプレゼンテーション 発展的な議論への貢献など
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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浦野東洋一ほか編『教育小六法・平成27年版』、学陽書房 参考文献は随時紹介します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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分担した判例研究・事例研究を進めてください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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教育法規に関係する新聞記事に注目し、スクラップブックをつくるとよいと思います。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション、 大日本国憲法と日本国憲法等、法及び教育関係法規の概説 近代立憲主義、服務の宣誓、硬性憲法、自民党の憲法改正草案 【第2回】 学生の判例研究・事例研究のテーマを決めるための議論、判例研究レポートの作成要項(『教育小六法』の判例リスト、『判例時報』) 【第3回】 教育法規の体系と構造、制定権力・権限、法令の秩序、法の解釈 【第4回】 国際教育法規範 【第5回】 北海道旭川学力テスト事件最高裁大法廷判決の検討 【第6回】~【第15回】 学生による判例研究・事例研究のPresentation 模擬裁判やグループ討論など、発表者の創意工夫によるプレゼン
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