Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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考古学特殊講義1A- I 阿部 朝衛
選択必修  2単位
【史】 15-1-1340-0014-08

1. 授業の内容(Course Description)

 昨年度の講義内容は、先史時代における子どもの遺体そのものから、子どもの生活環境、社会環境を検討してきたが、本年度は、子どもの残した遺構、遺物から、子どもの存在の確認、活動上の意義、社会関係を検討する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 考古学資料には子どもによるものが多く含まれていることを知り、子ども期の活動が社会の再生産上、大きな役割を持つことを理解する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 テストで評価する。出席は当然のことである。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 子ども考古学の研究は始まったばかりであるため、良好な参考書はまだない。関連する資料は、適宜、指示する。

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 霊長類学、社会学、認知心理学などの多様な学問領域を扱うので、それらに関する基礎概念を学ぶ。具体的には、講義時に指示する。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 考古学実習室などにある資料の観察を行う場合がある。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 導入
【第2回】
 子ども考古学の意義(1)
【第3回】
 子ども考古学の意義(2)
【第4回】 
 人類進化上の子どもの位置(1)
【第5回】
 人類進化上の子どもの位置(2)
【第6回】
 遺構・遺物からの子どもの発見(1)
【第7回】
 遺構・遺物からの子どもの発見(2)
【第8回】
 石器製作技術の技能差(1)
【第9回】
 石器製作技術の技能差(2)
【第10回】
 石器製作技術の技能差(3)
【第11回】
 石器製作技術の技能差(4)
【第12回】
 動作連鎖・スキーマ理論(1)
【第13回】
 動作連鎖・スキーマ理論(2)
【第14回】
 低技能者は子どもか
【第15回】
 まとめとテスト