1. |
授業の内容(Course Description) |
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昨年度の講義内容は、先史時代における子どもの遺体そのものから、子どもの生活環境、社会環境を検討してきたが、本年度は、子どもの残した遺構、遺物から、子どもの存在の確認、活動上の意義、社会関係を検討する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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考古学資料には子どもによるものが多く含まれていることを知り、子ども期の活動が社会の再生産上、大きな役割を持つことを理解する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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テストで評価する。出席は当然のことである。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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子ども考古学の研究は始まったばかりであるため、良好な参考書はまだない。関連する資料は、適宜、指示する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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霊長類学、社会学、認知心理学などの多様な学問領域を扱うので、それらに関する基礎概念を学ぶ。具体的には、講義時に指示する。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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考古学実習室などにある資料の観察を行う場合がある。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 導入 【第2回】 子ども考古学の意義(1) 【第3回】 子ども考古学の意義(2) 【第4回】 人類進化上の子どもの位置(1) 【第5回】 人類進化上の子どもの位置(2) 【第6回】 遺構・遺物からの子どもの発見(1) 【第7回】 遺構・遺物からの子どもの発見(2) 【第8回】 石器製作技術の技能差(1) 【第9回】 石器製作技術の技能差(2) 【第10回】 石器製作技術の技能差(3) 【第11回】 石器製作技術の技能差(4) 【第12回】 動作連鎖・スキーマ理論(1) 【第13回】 動作連鎖・スキーマ理論(2) 【第14回】 低技能者は子どもか 【第15回】 まとめとテスト
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