1. |
授業の内容(Course Description) |
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前期の講義と同様に、国内外のさまざまな地方・地域に積み上げられてきた歴史・地理的特徴・民俗・宗教・文化などの実相を検討し説明していくものである。 担当教員が実際に現地に足を運び、その風景や風土、生活・文化などの諸相を実見してきた場所を対象として取り上げ、時間毎に一つの地方・地域を説明していくという方法で、その土地ごとの実情を話していきたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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地方・地域の実態につき、歴史・地理・民俗などの視点から検討・分析し、その様子を伝えていく講義なので、各地の実際の様相を学生が知ることにより、それぞれの地方に存在している、その地域そのものを作っている歴史など諸要素についての認識・知見を深めることができる。それを基礎として、学生が専門演習への対応を行ったり、また卒論作成の際の、構想を手掛かりを提供することを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席は成績評価の前提となる必要条件である。それを満たした上で、後期授業の最後の時間に実施する試験の解答内容を勘案して、成績を評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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担当教員の経験と合わせてさまざまな地方を扱うので、特定のテキストは使用しない。必要な参考情報を掲示したプリントを、毎時間担当教員が作成して配布する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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地方・地域を主題とした講義なので、聴講を希望する学生はそれぞれ自らの出身地方や居住地域について、あるいは興味を持っている歴史上の事項に関係する地域などについての関連書籍を、各種読んでいくことが望ましい。それには都道府県や市町村などの地方自治体が刊行している自治体史が適当である。またそれ以外にも、昨今は県史シリーズなどの書籍が多く存在する。 また地名や都市等の位置関係を自力で把握するため、地理的な知識が必須となるので、普段から地図を見たり、旅行して実際に現地を見てきたり、またそこで旅行情報誌などを見ることも参考になる。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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特定の地方・地域の歴史・地理などに関する卒論を書きたい、あるいは研究をしたいと希望する学生には、積極的な参加を期待したい。 また下の授業計画はあくまで予定であり、授業の進行具合によっては変更されることもあるので、承知置き願いたい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス。講義の方針や意図についての説明、また参考にすべき書籍の説明などを行う。基本的には上に書いた通りなので、初回から講義を開始する。 【第2回】~【第14回】 以下時間毎に異なる地方・地域についての講義を行っていく。今年度後期の予定としては、八王子・平泉・横浜などの地域を扱うつもりである。 【第15回】 後期のまとめと試験。
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