Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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日本現代史研究 戸部 良一
選択  2単位
【日本史・文化財学専攻】 15-1-1340-3756-04

1. 授業の内容(Course Description)

 支那事変(日中戦争)を事例とし、その発端、拡大、長期化の過程を、日本の政策決定に焦点を当てて考察する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 事例研究を通して、日本の政治・外交・軍事戦略策定を研究する方法論を修得する。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 質疑応答、レポート、出席状況等を併せて総合的に評価する。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 【参考文献】
  戸部良一『ピース・フィーラー―支那事変和平工作の群像』(論創社)
  波多野澄雄・戸部良一編『日中戦争の軍事的展開』(慶応義塾大学出版会)
  劉傑『日中戦争下の外交』(吉川弘文館)
  日本国際政治学会太平洋戦争原因研究部編『太平洋戦争への道 3 日中戦争<上>』(朝日新聞社)
  日本国際政治学会太平洋戦争原因研究部編『太平洋戦争への道 4 日中戦争<下>』(朝日新聞社)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 事前に参考文献を十分に読んでおき、質疑応答の準備をしておくこと。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 レクチャーの内容に果敢にチャレンジし積極的に質問すること。 

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 満洲事変以後の日中関係
【第3回】
 盧溝橋事件
【第4回】
 事変のエスカレーション
【第5回】
 事変をめぐる国際関係 
【第6回】
 トラウトマン工作
【第7回】
 「対手トセス」声明
【第8回】
 徐州、漢口、広東作戦
【第9回】
 汪兆銘工作
【第10回】
 桐工作
【第11回】
 第11軍の作戦
【第12回】
 汪兆銘政権
【第13回】
 大東亜戦争と支那事変
【第14回】
 対重慶和平工作
【第15回】
 まとめ