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授業の内容(Course Description) |
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社会学とは何か? 概念的に理解することはもちろん大事だが、それを実際に使ってみる、つまり「社会学を実践してみる」ことは、それ以上に大事な事柄である。この演習は、そうした問題意識のもと、さまざまな社会学的な問いに対して、自ら考え、調べ、解答を与えることを目指している。 社会学演習Ⅰでは、『新 体感する社会学』をテキストとして用い、各章の内容をまとめながら、そこで問われている問題に自分なりの答えを与えてゆくことを目指す。具体的には各レポーターがレジュメを作り、皆の前でそれを発表したうえで、質疑応答を行うという形式をとる。その場合、何をどのように調べ、それをどのようにまとめ、いかに発表するのかというプレゼンテーションの技術とともに、適切な質問を行うことで議論を喚起する、コミュニケーションの能力も問われることになる。学期の最後には、『9つの性格』を読み、自己とは何かという大きな問いに対して、エニアグラムによる解答をヒントにして、就活に向けた自己理解、自己分析を深めることも試みたい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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社会学的な問いを自ら立て、それについて調べたうえで、自分なりの解答を与えるという、社会学的な実践を行えるようになること。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への出席状況(3分の2以上の出席は最低条件)、プレゼンテーションの内容、授業中の発言、等々を総合的に勘案して、平常点をベースにして評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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金菱 清『新 体感する社会学』、新曜社、2014年 鈴木 秀子『9つの性格』、PHP文庫、2004年
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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取り上げられている文献の内容につねに目を通すとともに、わからない点や疑問点をチェックし、ゼミの場での質疑応答に備えること。また自分の発表用のレジュメを作成すること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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あまり深刻にならずに楽しくやりたいと思います。演習科目は毎回の積み重ねが大事ですので、欠席をなるべくしないで授業に積極的に参加して下さい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 社会学演習 I についての説明と自己紹介 【第2回】 レジュメの作り方と発表の順番決め 【第3回】~【第14回】 履修学生による個人発表 【第15回】 春期・授業のまとめ
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