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授業の内容(Course Description) |
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文化心理学の各論として、日本人の心を論じた研究を読み解き、日本社会・日本文化への理解を深める。 本講義は、武士道の歴史を取り上げる。歴史をたどりつつ、また外国の事例と比較しながら、日本人論の「常識」にとらわれずに論じていく。 文化の変動を研究するための初歩的な指導をおこなう。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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日本人論の「常識」を疑い、自分の頭で文化について考える能力を身につける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点、中間試験および期末試験による。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:テキストは使用しない。 参考文献:新渡戸稲造『現代語訳 武士道』ちくま新書 2010
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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時代劇の映画やドラマの中にもヒントがある。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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文化心理学Ⅰの内容を踏まえた議論となるが、文化心理学Ⅱのみの受講も可能である。 武士道は、過去の産物ではなく、現代日本の文化にも影響を与えていることについて理解し、「文化」を研究する手がかりがあることを認識すること。 授業中に配布したプリントはファイルしておくこと。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】 新渡戸稲造について 【第3回】 社会階層(1) 【第4回】 社会階層(2) 【第5回】 社会階層(3) 【第6回】 新渡戸稲造『武士道』(1) 【第7回】 新渡戸稲造『武士道』(2) 【第8回】 新渡戸稲造『武士道』(3) 【第9回】 新渡戸稲造『武士道』(4) 【第10回】 武士道概念の整理(1) 【第11回】 武士道概念の整理(2) 【第12回】 武家と武士 【第13回】 近代日本における社会階層(1) 【第14回】 近代日本における社会階層(2) 【第15回】 まとめと試験
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