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授業の内容(Course Description) |
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ボランティアを学ぶということは、その学びが何らかの形での実践へと導くものであり、同時に、実践と研究の相互作用を必要としているといえるでしょう。それでは、現場に立ち思考し、協働的実践を織りなすとはどのようなことでしょうか?そして、ボランティア活動に参加をすることは、どのような意味があり、どのような形があるのでしょうか? 講義では、多岐にわたるボランティア活動について、その種類や考え方の多様性について、実践例や国内外の事例を紹介しながら、それに対する理論的考察も提示して進めていきます。また、講義だけではなく、映像を活用したり、ディスカッションやワークショップも実施します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ボランティアに関する基本的諸問題や動向について基礎知識を身につけると同時に、受講生がボランティアに対して多角的な視野を身につけ、自身のボランティア活動の広がりや、新たな関わりをもつきっかけにつながることを目指します。また、自身と社会、そして大学生として各々の専門領域との相関について思考する力を身につけることも目指していきます。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況とリアクションペーパーの提出(50%)と試験(50%)で総合的に評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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李永淑『小児がん病棟と学生ボランティア-関わり合いの人間科学-』(晃洋書房)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業で示した文献や用語は必ず確認し、調べてください。 また、気になる現場には、積極的に出かけてみてください。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業中は、考えや意見を求めたり、グループワークを実施しますので、積極的に参加してください。 ※履修希望者は、「市民参加・ボランティア論Ⅰ」を履修していることが望ましい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】 障害とボランティア1:「障害者」はどこから来たのか? 【第3回】 障害とボランティア2:障害者運動と文学 【第4回】 障害とボランティア3:アートから考える 【第5回】 障害とボランティア4:自己表現から考える 【第6回】 障害とボランティア5:「ボランティア拒否宣言」 【第7回】 高齢者とボランティア1:俳句でボランティア!? 【第8回】 高齢者とボランティア2:福祉とボランティアの関係 【第9回】 医療とボランティア1:コミュニティとしての病院 【第10回】 医療とボランティア2:ボランティアの芽生え 【第11回】 医療とボランティア3: 「真剣な遊び」というボランティア 【第12回】 医療とボランティア4:ボランティア・コーディネーションという機能と役割 【第13回】 医療とボランティア5:学生ボランティアの射程 【第14回】 私と恋とボランティア 【第15回】 まとめ
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