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授業の内容(Course Description) |
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現代のような科学の時代になっても、宗教は衰退するどころか、むしろ宗教をめぐるさまざまな社会問題や紛争が世界各地で頻発している。いまや宗教は世界の動向を読み解くキーワードの一つである。にもかかわらず、とくに日本では宗教に無関心か、あるいは、自分を無宗教と言い、宗教のことはほとんど知らないと語る人が多いのが実情である。 後期授業では、世界の多様な宗教を確認したあと、おもに、アジアの宗教と言われている仏教を中心に、その母体であるインド在来ヒンズー教、中国在来の道教、日本在来の神道などを取り上げ、それら多神教の特徴を明らかにするとともに、現代社会との関わりを明らかにする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①アジアの宗教(仏教・ヒンズー教・道教・神道)の概要を理解する。 ②アジアの宗教(仏教・ヒンズー教・道教・神道)の異同を理解する。 ③アジアの宗教(仏教・ヒンズー教・道教・神道)の歴史的関係および現代社会との関わりを理解する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業態度30%、ミニレポート30%、学期末レポート40%、で総合的に評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは使用しない。 参考書は授業中に随時紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業時間外学習として、次の点を求める。 ①授業内容に関するミニレポートを提出する。 ②授業終了後、「授業振り返りシート」を提出する。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本講義は、名前は知っているが、具体的内容はあまり分からないというアジアの多神教を取り上げて、その歴史や基本的な特徴、また社会との関わりなどについて紹介するので、たんに知的教養が身につくという以上に、社会生活においても役立つ。その自覚を持って主体的に受講していただきたい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 世界の諸宗教 【第2回】 ヒンズー教の歴史① 【第3回】 ヒンズー教の歴史② 【第4回】 ヒンズー教の宗教的特徴 【第5回】 ヒンズー教と現代社会との関わり 【第6回】 原始仏教の歴史① 【第7回】 原始仏教の歴史② 【第8回】 原始仏教の歴史③ 【第9回】 南伝仏教と北伝仏教 【第10回】 中国の道教と仏教 【第11回】 日本仏教の歴史と特徴① 【第12回】 日本仏教の歴史と特徴② 【第13回】 日本仏教の歴史と特徴③ 【第14回】 日本の神道と仏教 【第15回】 アジアの宗教
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