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授業の内容(Course Description) |
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各種犯罪者の我が国における実情や犯罪心理、更に犯罪者の処遇や予防対策等を取り上げる。マスコミを賑わせる特異な事件があると、社会では犯罪者や非行少年に対する関心が深まったりするが、そうした関心はとかく犯罪者等への偏見を背景にしていることが多い。犯罪者等について、できるだけ正しい理解ができるように、担当教員のこれまでの実務経験に基づく知識なども織り交ぜながら、各種犯罪・非行の解説をしたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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各種犯罪や非行のメカニズム等を理解し、各種犯罪等を科学的に見る知識を身につける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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テスト70%、レポート30%とする。 テストでは、講義で得た知識をどれだけ自分のものにしているかを評価する。 レポートは、犯罪や犯罪者についての理解の程度を評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献:安香 宏 著『犯罪心理学への招待』サイエンス社 大渕憲一 著『犯罪心理学』培風館 越智啓太 著『犯罪心理学』サイエンス社 藤岡淳子 編『犯罪・非行の心理学』有斐閣ブックス 細江達郎 著『知っておきたい最新犯罪心理学』ナツメ社 必要に応じて、資料等をコピーして配布する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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日常的に報道されている犯罪や非行に興味関心を持ち、どのような事件か客観的に把握してみること。また、授業で得た知識等を活用して、犯罪者や非行少年の動機や犯罪に至るメカニズムなどを考えてみること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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心理的メカニズム等の用語が授業の中に出てくるので、受講を希望する者は、少なくとも教養程度の心理学の単位を取得していること。また、「犯罪心理基礎論」の単位を取得していることが望ましい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 窃盗について 【第2回】 窃盗について(続き) 【第3回】 ホワイトカラー犯罪について 【第4回】 暴力犯罪について 【第5回】 殺人について 【第6回】 家庭内暴力、ドメスティックバイオレンスについて 【第7回】 虐待について 【第8回】 ①ストーカーについて ②いじめについて 【第9回】 性犯罪について 【第10回】 ①放火について ②交通犯罪について 【第11回】 薬物犯罪について 【第12回】 少年非行、女性犯罪、高齢犯罪者について 【第13回】 少年非行、女性犯罪、高齢犯罪者について (続き) 【第14回】 犯罪被害者について 【第15回】 まとめ
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