Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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中国語会話 III(平成26年度以前) 劔重 依子
必修  1単位
【外国語】 15-1-1410-0666-09

1. 授業の内容(Course Description)

 この授業では、一年程度の中国語学習歴がある学生を対象に、リスニング力と会話能力を高めていくことに重点を置いて取り組みます。初級の内容を土台として自分が表現したいと思う簡単な会話フレーズの作り方に重点を置き、語順の重要性を理解しながら中国人らしい会話表現を身に付けていきます。また、数多くの定例句を作る訓練を行うことで、日常使う多様な会話文を成立させるコミュニケ−ション能力を獲得していきます。旅行や留学時によく使うフレーズを中心に勉強していきます。
 二年目なので、幅広く語彙をマスターすることに目標を置いて取り組みます。繰り返し応用練習し、その場で消化していく方法で授業を進めていきます。
 PPTや関連ビデオを見ながら、実際会話における応答表現についてシミュレーションし、リスニング力を身に付けていきます。同時に、映画内のセリフや歌詞を通して中国人の日常的な会話表現も学んでいきます。
 中国語検定試験模擬の練習を(授業の一環として)数回程度行ないます。
 ※この授業はオープン科目なので、他学部の学生も履修することができます。「コミュニケーション中国語Ⅰ―Ⅱ」を終え、リスニングや会話をより学びたい学生は大歓迎です。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 この段階になると、日常会話で必要とされる語彙を完全にマスターすることと慣用文型表現の使い方を学ぶことが重要になります。覚えた語彙を活用した会話文を多数作れる力を身に付けることを目指します。反復訓練を通してリスニング力と会話力の育成を目標とします。
 また、中国語映画を観たり中国語歌唱を聴くことで語彙を着実に増やすと共に、ヒアリング能力とトーキング能力を強化します。
 中国語検定試験の模擬練習を通して、中国語の微妙な言語表現をしっかり学ぶと共に、伝達力、理解力などの基本となるコミュニケーション能力を身に付けることを目指します。
 前期終了時点では4~3級レベルの能力を取得できるようになることを目標とします。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 授業の出席率と毎回の積極的な受講態度を重要視します。ノートの取り方や宿題・小テスト(50%)+期末試験(50%)の配分で評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 『トーク・トピックス』(中級中国語会話)白帝社 沈国威(他) 著
 補充教材とプリント

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 言語習得は練習を繰り返し行なうことが肝心で、毎回の授業前に30分~1時間の復習・予習をするだけで、まったく効果が違ってくることを信じてください。
 さらに中国語能力を大きく伸ばすためには語彙の量を増やすことが重要です。単語をフレ-ズと一緒に覚えることと、その単語で簡単な文章を作ってみることを常に行うことが効果的な勉強法です。授業以外にもテキストに備えられたCDを繰り返し聴くように心掛けましょう。毎回単語と重要フレ-ズをチェックしますので、必ず暗記して下さい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 語学は楽しみながら勉強する気持が大切で、それが上達への早道です。また、授業中に教科書以外に出てきた良く使うフレーズや言い回しは必ずノートに取るようにして下さい。積極的に授業に取り組む姿勢が大切です。
 授業中の私語は厳禁です!! 

7.
授業の計画(Course Syllabus)

 以下の各回内容は、教材に沿いながら内容を調整して授業を行います。
【第1回】
 ガイダンス ピンイン復習
【第2回】
 プロファイル(自分と他人)について
【第3回】
 到着と出迎えについての表現
【第4回】
 家族についての言い方と聞き方
【第5回】
 リスニング訓練と会話シミュレーションⅠ
【第6回】
 趣味を語る
【第7回】
 一日の生活について語る
【第8回】
 リスニング訓練と会話シミュレーションⅡ
【第9回】
 中間発表・テスト
【第10回】
 誕生日のお祝い
【第11回】
 リスニング訓練と会話シミュレーションⅢ
【第12回】
 中華料理について
【第13回】
 相手を誘う
【第14回】
 リスニング訓練と会話シミュレーションⅣ
【第15回】
 まとめとテスト