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授業の内容(Course Description) |
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「ドイツ」という統一国家の歴史が約100年程度であるのに対して、文化を体現する主体としての「ドイツ」の淵源はそれよりも古い、と考えられてきました。「ドイツ」とは地勢的な境界によって区切られた特定の地域である以前に、一種の理念なのです。ドイツの文化について考える際には、このことを何よりも念頭に置く必要があります。この講義では「ドイツとは何か」という自文化のアイデンティティをめぐる問いに対して、各時代のドイツ人達がどのように向き合ってきたのかということを概観します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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中世から現代に至るまでのドイツ文化についての知識を得ること。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末テストとレポートの選択制。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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多岐にわたるため、授業中に指示します。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業中に言及された参考文献を自ら読むことを推奨します。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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受講にあたり、高校世界史のドイツについての項目を復習しておいてください。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】~【第7回】 ナチス政権期と第二次世界大戦 【第8回】~【第11回】 戦後東西分裂期 【第12回】~【第14回】 再統一後のドイツ 【第15回】 まとめと期末テスト
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