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授業の内容(Course Description) |
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今年度、春学期は、「芸術作品としてのドイツ語」を勉強します。 ヨーロッパの文化を知り、実感するのがこの授業の目的ですが、それにはコトバを学ぶのが最も近道ですし、本質的です。なぜならその国の文化の中心にあるものが、コトバに最も端的に表現されているからです。たとえば、「ドイツ人とは何ですか?」と質問した時に、一番確実な答えの一つは、「ドイツ語を話す人」ということになるでしょう。ドイツに住んでいても、それはすなわちドイツ人であることにはなりません。 次に、なぜドイツ語が「芸術作品」であるかというと、これは、歴史的にギリシャ語の伝統を色濃く引き継いでいることが一つですが、具体的には、語尾変化や、冠詞の変化が多彩であるという事です。それを「芸術的」と見るかどうかは主観の問題ですが、「フォルム(形)」を重視するヨーロッパの伝統からすると、一般的にはそう判断できると思います。ドイツ語を学ぶことによって、「形」の美しさを味わって下さい。 授業で使用するテキストは、私は毎年厳密に選別します。理想的には自家製のテキストを使用したいのですが、まだ出来上がっていないので、今年度は市販のものを使います。選定の準備のためにおよそ五十冊以上は調べましたが、うれしいことに、素晴らしいテキストに出会いました。外国語上達法も、同時に学びます。 受講の際は、授業の内容として、次のことを必ず守ってください。 1)教科書を買い、授業に必ず持ってくること。 2)遅刻をしないこと。 3)私語を控えること。 4)授業中のケータイ使用は禁止です。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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1)ドイツ語の美しさに触れる。 2)ドイツ語の持っている、論理性を体験する。 3)ドイツ語から、ヨーロッパ文化を知る。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末テスト
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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●テキスト(これは全員買わなければいけません;春夏同じ) 太田達也『ニュー・エクスプレス ドイツ語』(白水社)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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1)テキストのドイツ語会話を音読する。 2)単語を覚える。 3)練習問題に取り組む。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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1)教科書を買い、授業に必ず持ってくること。 2)遅刻をしないこと。 3)私語を控えること。 4)授業中のケータイ使用は禁止です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクションと、ドイツ語の発音(最も大切なことを話すので、必ず出席して下さい) 【第2回】 Lektion Eins:「こんにちは」―あいさつの表現 【第3回】 Lektion Zwei:「田中といいます」―自己紹介 【第4回】 Lektion Drei:「こちらはバオアーさんです」―動詞の変化(その1) 【第5回】 Lektion Vier:「市庁舎はどこですか?」―名詞の性別 【第6回】 Lektion Fünf:「私には弟と妹がいます」―動詞の変化(その2) 【第7回】 Lektion Sechs:「私はサイクリングが好きです」―名詞の複数形 【第8回】 Lektion Sieben:「チーズケーキと紅茶をください」―「格別」 【第9回】 Lektion Acht:「ベルリン行きの切符を1枚ください」―「分離動詞」 【第10回】 Lektion Neun:「6時半頃、寄ってもらえる?」―「話法の助動詞」 【第11回】 Lektion Zehn:「お子さんたちはおいくつですか?」―所有冠詞と否定冠詞 【第12回】 Lektion EinsからLektion Vierまでの復習と問題演習 【第13回】 Lektion FünfからLektion Siebenまでの復習と問題演習 【第14回】 Lektion AchtからLektion Zehnまでの復習と問題演習 【第15回】 まとめと期末テスト
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