Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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環境と生態 I 大石 不二夫
【Ⅶ】  2単位
【Ⅶ 地球環境と生命科学を学ぶ】 15-2-2120-2702-02

1. 授業の内容(Course Description)

 環境とは周りの状況である。地球環境や身近な環境問題がなぜ重要であるかというと、環境はわれわれの生命や生活に大きく影響するからである。環境は悪化しており、われわれの健康が損なわれ、ときには生命も危険になる。さらにヒト以外の多くの動植物の生存に危険を及ぼす。この「環境と生態Ⅰ、Ⅱ」では、環境がわれわれの健康など生活に与える影響とその対策を探る。まず「Ⅰ」では“健康とは何か?”から、放射線汚染ほかの汚染と対策、さらに実社会の環境も含め、環境の悪化による健康の危機とその対策を理解する。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 環境と健康との関連がわかる。具体的には、大気・水質・土壌の汚染の健康への影響と、日常生活における健康維持の方法がわかり、それらを家族や友人たちに説明できる。

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 レポート点(40点)期末テスト(60点)。欠席と遅刻は減点する。特別加点あり。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 テキスト:佐々木胤ほか編著『変化する環境と健康』(三共出版)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 テキストを予習・復習

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 「健康とは病気ではないこと」ではないことを知り、環境と健康の関連を理解して環境問題に取り組む習慣をつける。予習が必須である。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】
 健康とは?-頭と心と体の健康と環境、および原発事故による放射線汚染と健康
【第2回】
 環境悪化と健康の危機
【第3回】
 生活習慣病
【第4回】
 水と空気の汚染と健康
【第5回】
 環境リスクとリスクマネイジメント
【第6回】
 生体防御と免疫システム
【第7回】
 人と動物の共通感染症と新感染症
【第8回】
 有害微生物との戦い
【第9回】
 健康福祉
【第10回】
 高齢化と少子化問題
【第11回】
 ストレスとは?
【第12回】
 ストレスへの対応~「自分へもう一人の自分から冷静にアドバイスする」および 「認知行動療法」の勧め~
【第13回】
 メンタルヘルス その1
【第14回】
 メンタルヘルス その2
【第15回】
 全員討論「今の環境でいかに健康を守るか?」