1. |
授業の内容(Course Description) |
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臨床心理学は、心の健康をテーマとした心理学の応用分野である。実証的な学問である心理学と、様々な心理療法の学派の理論が融合したユニークな領域でもある。本講義は、臨床心理学とはどのような学問なのか、その成り立ちや専門性、具体的な実践や研究のありようなどについて解説する。また、臨床心理学の中でも特に重要な異常心理学に関する基礎知識についても具体的なトピックをあげながら紹介する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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臨床心理学において、基本的な知識を習得し、今後臨床心理学の各分野を深く学ぶための基礎を築くことを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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試験85%、平常点15%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『よくわかる臨床心理学(改訂新版)』 下山晴彦編 ミネルヴァ書房
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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上記テキストを熟読する。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本講義内容をしっかり理解すると同時に、興味や関心をもったテーマやトピックについて、様々な文献にあたってほしい。講義の中でも文献は適宜紹介する。同時に、異常心理学の知識はたんなる興味本位で学ぶのではなく、問題を抱える当事者の苦しみを想像し、真摯に学ぶ姿勢をもってもらいたい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス・臨床心理学とは何か 【第2回】 臨床心理学の専門性 【第3回】 臨床心理学の実際 【第4回】 臨床心理学の歴史 【第5回】 臨床心理学と関連領域 【第6回】 見立てと異常性 【第7回】 病について 【第8回】 統合失調症 【第9回】 気分障害 【第10回】 ストレス障害 【第11回】 その他の障害 【第12回】 自殺 【第13回】 臨床心理学の研究 【第14回】 ライフサイクル・まとめ 【第15回】 まとめ・試験
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