Web Syllabus(講義概要)

平成27年度

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演習 I 大林 千一
必修  2単位
【観光経営】 15-1-1110-0672-12A

1. 授業の内容(Course Description)

 現在の社会経済動向、その背景、今後の見通しなどを実証的に示すため、政府、民間を問わず、多くの統計データが利用されています。テーマに合った統計をみつけ、その概要や利用上の留意点を知るとともに、必要な加工を施し、その結果を適切な図や表としてまとめ、それを用いた分析資料を作成したり、プレゼンテーションを行ったりすることは、社会において必要とされる能力の一つです。このゼミでは、春期において、各種の経済・社会統計について、その概要、意味、利用上の留意点などを学ぶとともに、統計図表や説明用資料の作成能力などを向上させます。その上で、秋期には、自分のテーマについて、関連文献・関連資料の収集と、適切な統計の収集・加工・分析を行い、レポートとしてまとめるとともに、プレゼンテーション・議論を行います。

2.
授業の到達目標(Course Objectives)

 (1) インターネットを通じるなどして、必要な文献、資料、統計などを検索できるようにすること
 (2) 統計について、用いられている概念、利用上の留意点などについて理解する力を向上させるとともに、統計に表れた経済・社会の構造や動向とその背景を分析する力を向上させること
 (3) Excelを用いて、統計の加工・分析や図表の作成を適切にできるようにすること
 (4) 説明資料作成やPowerPointなどを用いたプレゼンテーションを行う力を向上させること

3.
成績評価方法(Grading Policy)

 課題への取り組み状況、資料・レポート、プレゼンテーション、議論への参加状況、出席状況を総合的に評価します。

4.
テキスト・参考文献(Textbooks)

 必要に応じてプリントを配付します。また、経済指標などについて解説した下記の参考書を用いる予定です。このほか、春期・秋期を通じ、テーマに応じて、自分でも資料等を収集してもらいますが、必要に応じて統計資料、参考文献などを紹介します。
 ・鈴木賢志『日本経済の鉱脈を読み解く経済指標100のルール』(かんき出版)

5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)

 指示された資料、文献などはあらかじめ読んでおくことが必要です。また、自分の発表については、十分に準備をして授業に臨んでください。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)

 自分が報告者・発表者になっている場合には、無断欠席・遅刻は厳禁です。Excel、PowerPoint等については、授業でも簡単な説明と練習を行いますが、Excelについては使用経験があることが望ましいです。

7.
授業の計画(Course Syllabus)

【第1回】~【第7回】
 経済・社会統計についての一般的な予備知識に関する講義・演習を行います。また、主要な社会経済統計などの検索や図表作成における留意点に関する説明も行います。このほか、ExcelとPowerPointの簡単な説明・練習も行います。
【第8回】~【第14回】
 指定した統計について、受講者に、データのダウンロード、その統計の内容、作成方法、利用上の留意点などのまとめ、ダウンロードしたデータを用いての加工、図や表の作成、作成した結果から分かることなどを記した資料の作成とプレゼンテーションなどを行ってもらいます。
【第15回】
 まとめと、自分が作った資料を基に作成したレポート提出