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授業の内容(Course Description) |
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この演習は、「ヨーロッパの経済・経営と社会・文化」をテーマにします。ヨーロッパは、今日のわれわれの経済・経営や社会の基礎にある文明や制度を歴史上最初に作り出しました。近代社会、市場経済、企業経営のような経済社会生活の制度的枠組みから始まって、個人の「衣食住」の生活にいたるまで、ヨーロッパ文明は負の側面も含めて大きな影響を与えています。現在と将来のわれわれの生活を考える上で、日本との比較の視点を入れながら、ヨーロッパを考えることは、重要な意味があります。この演習では、歴史的な視点を入れながら、ヨーロッパの経済・経営や社会・文化の様々な側面について学びます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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日本との比較でヨーロッパの経済・経営、社会・文化について理解を深めることによって国際的視野を身につけるとともに、日本の特殊性についても理解を深める。また、いくつかのテーマについてグループを作って共同で学習・発表することによって、レポートの作成・発表の能力を養う。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況、討論への参加、レポートの作成と発表に基づいて総合的に評価する。毎回の出席は最低限の義務である。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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初回に参加者の関心を聞いたうえでテキストを決める。参考文献は進行に合わせて紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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各回の報告者は、テキストの内容紹介・討論の論点、課題について調べた内容の紹介・論点をプレゼンテーション出来るように準備すること。それ以外の学生は、テキストの該当箇所を読み、質問を考えておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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毎回の出席は、参加者の最低限の義務である。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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初回は、参加学生がヨーロッパの経済・経営、社会・文化について、どのような関心を持っているか、互いに紹介しあいます。第2回は、担当教員がヨーロッパの経済・経営、社会・文化を今日の日本で学ぶことの意義や論点について、紹介します。第3回以後は、経済・経営と社会・文化に関する本を取り上げ、毎回担当者を決めて輪読していきます。担当者は、担当箇所の報告をし、全員で議論します。これと並行して4月末をめどに、テーマごとにグループを作り、調べていきます。6月初めからグループの学習の成果を順番に発表していきます。
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