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授業の内容(Course Description) |
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演習IIの授業内容・進め方は、学生とよく話し合いながら決めていく。演習IIでは、演習I を踏まえて、グループごとに、あるいは個別に、テーマを設定して、そのテーマに即した学習・研究を深めて、順番に報告していただき討論を行うことを考えている。グループごとに、あるいは個別に、関心と学習、理解を深めていただくことを考えている。 いくつかの基本的な文献、新聞のコラムなどを読みながら、基礎知識を深めると同時に、ゼミの学生相互の理解を深め、共通意識・関心を高める。イギリスとヨーロッパの現代社会、資本主義を日本と比較しながら、歴史的に検討する。基礎的な文献として、『経済学は人々を幸福にできるか』(宇沢弘文著、東洋経済新報社)、『資本主義の革命家、ケインズ』(R.E.バックハウス・B.W.ベイトマン著、栗林訳・西沢監訳、作品社)、『二十一世紀の資本主義論』(岩井克人著、筑摩書房)、ピーター・クラーク著、西沢他訳『イギリス現代史』(名古屋大学出版会)などの部分、そして新聞のコラムなどをコピーして配布する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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イギリスとヨーロッパの現代社会、資本主義のいくつかの側面について、日本と比較しながら、理解を深めていただく。ゼミの学生同士が議論をし、理解と関心をともに高めていただく。一定の文章の読解力、まとめる力、プレゼンテーション能力などを高めていただく。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(60%)、レポート(40%)とし、総合的に評価する。演習なので積極的に参加すること、平常点を重要視する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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宇沢弘文『経済学は人々を幸福にできるか』(東洋経済新報社)、岩井克人『二十一世紀の資本主義論』(筑摩書房)の最初の部分、『資本主義の革命家、ケインズ』(バックハウス・ベイトマン著、栗林訳・西沢監訳、作品社)、ピーター・クラーク著、西沢他訳『イギリス現代史』(名古屋大学出版会)などの部分、新聞のコラムなどを、順次プリントで配布する予定です。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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指示する文献、配布するプリントなどをよく読むこと。 ゼミ合宿を行う予定。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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演習に積極的に参加すること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】・【第2回】 演習の進め方についての話し合い 【第3回】~【第5回】 イギリス・ヨーロッパ現代社会の諸問題についての輪読・報告 【第6回】 全体討論 【第7回】~【第9回】 ケインズ、経済思想と現代資本主義社会についての輪読・報告 【第10回】 全体討論 【第11回】~【第13回】 イギリス・ヨーロッパと日本の比較‐歴史的検討 【第14回】 全体討論 【第15回】 まとめ
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