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授業の内容(Course Description) |
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インターネット・テレビ・新聞などで、経済に関するニュースを伝えているのを皆さんもよくみていると思います。金融危機、TPP、アベノミクス…。 しかし、ニュースでみる経済現象の多くについて、我々は現実に観察をすることができないため、遠い場所での出来事のように思われるかも知れません。この講義では、ニュースで流れるような経済現象を理解する為の経済学の知識を身につけることを目的とします。 講義では以下のトピックスを扱います。 (1) 一国の経済を測る為の「GDP」とは何か? (2) 消費者の行動 (3) 企業の行動 (4) 政府が担う役割 (5) 一国の経済が成長する為には何が必要か 「入門マクロ経済学Ⅱ」では、(4)~(5)までを扱っていきます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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個人の消費・貯蓄行動、企業の投資・生産活動、政府の担う政策が経済に与える影響について理解をすること。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験(70%)、中間テスト(30%)に加えて、出席・発言を評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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福田慎一・照山博司『マクロ経済学・入門』有斐閣アルマ
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義前に教科書を読み、講義の後に復習をすることが望ましい。自分が学んだことを周りの人に自分の言葉で伝えることは、学習の強い助けになる。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義では折に触れて受講生に質問する。その機会に積極的に発言することで講義に参加することを要望する。具体的な講義のルールについては初回に伝える。なお、履修をする上で、入門マクロ経済学Ⅰの単位を修得していることが望ましい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 乗数理論とIS-LM分析(1) 有効需要の原理と乗数理論 【第2回】 乗数理論とIS-LM分析(2) 財市場とIS曲線、貨幣市場とLM曲線 【第3回】 乗数理論とIS-LM分析(3) IS-LM分析と財政・金融政策 【第4回】 経済政策はなぜ必要か?(1) 景気循環と経済政策 【第5回】 経済政策はなぜ必要か?(2) 経済政策の有効性 【第6回】 経済政策はなぜ必要か?(3) 非伝統的金融政策 【第7回】 経済政策はなぜ必要か?(4) 経済政策への批判 【第8回】 前半の復習 【第9回】 財政赤字と国債(1) 財政支出拡大の便益とコスト 【第10回】 財政赤字と国債(2) 国債の中立命題 【第11回】 インフレとデフレ(1) インフレの種類 【第12回】 インフレとデフレ(2) ハイパー・インフレーションとデフレーション 【第13回】 労働市場 【第14回】 経済成長の理論 【第15回】 後半の復習
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