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授業の内容(Course Description) |
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春期授業で概説したとおり、地球温暖化対策は、解決が求められる喫緊の課題ではありますが、同時に実に様々なビジネスチャンスも提供しています。 「環境ビジネス」の領域は幅広く、先端的な技術開発が求められている分野もありますが、私たちの身近な生活に密着した分野での起業機会も少なくありません。秋期授業では、「環境ビジネス」のそれぞれの分野について、技術的な研究開発動向や今日の市場環境などについて概説するとともに、実際に取り組んでいる企業や事業体の事例を、様々な企業実査をもとに具体的に紹介していきます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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この授業では、地球温暖化問題の解決を目指す「環境ビジネス」について、様々な取り組みの実際を理解することを目標としています。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席:30点、毎回、質問票を配布しますので、わからないことや意見などがあったらぜひ書き込んでください。次の授業で説明します。積極的な質問や発言を高く評価します。 試験:70点、教科書や配布資料をしっかり読みこなしていれば回答できるような設問です。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:拙著『躍動する環境ビジネス―地球温暖化対策の新展開』(金融財政事情研究会) このほか、毎回、最新動向を踏まえた図表を中心とした資料を配布するほか、講義の進展に合わせ、報道番組からの録画や、独自に取材した現場のスライド写真(動画を含む)、企業パンフレット、製品実物なども紹介していきます。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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「環境ビジネス」に関する新聞記事は毎日のように紙面を賑わしています。テレビの報道なども含め、できるだけ見るようにしてください。この授業を通じて、だんだん理解が深まってくるはずです。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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「環境ビジネス」は、これから大きく成長していく夢のある産業です。求められる仕事の分野は技術系だけではありませんので、皆さんの将来の職業の選択肢の一つとして捉えることも可能だと思います。自らの問題として、どのように捉えていったらよいのか考えていってください。 なお、秋期授業は、春期授業で概説する地球温暖化対策に関するマクロ的な理解を前提にしていますので、できるだけⅠとⅡを通して受講してください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 春期の振り返りと秋期のオリエンテーション 【第2回】 日本林業の現状と木質バイオマスの利活用 -ペレットボイラー、木質バイオマス発電など 【第3回】 メタン発酵によるバイオガスの利活用 -食品廃棄物、畜産糞尿などをメタン発酵させて発電や熱に利用、肥飼料にも 【第4回】 バイオエタノール生産の可能性 -アメリカとブラジルで急成長、非食用作物からの製造技術の開発競争へ 【第5回】 軽油を代替できるバイオディーゼル燃料 -EUで急伸、日本でも廃食油からリサイクル、藻類からも 【第6回】 自然エネルギーの王者、風力発電 -欧州に続き、米国、中国で急拡大、洋上発電も本格化 【第7回】 世界第3位の資源量を有するわが国地熱発電 -ようやく新設の動き 【第8回】 小水力発電 -小規模でも設備利用率は高い再生可能エネルギーに新たな関心 【第9回】 熱気続く太陽光発電の設置競争 -全量固定価格買取制度導入の功罪、発電事業の実際 【第10回】 省エネ化のカギ握る住宅の高気密・高断熱化 -「住宅エコポイント」制度導入で人気に 【第11回】 もっと普及してよい太陽熱利用と地中熱利用 -太陽光発電より高効率な太陽熱、年中15℃前後の地中熱 【第12回】 家庭用燃料電池(エネファーム)と燃料電池車 -大震災後、非常用電源としても脚光 【第13回】 電気自動車(HV、PHV、EV)とリチウムイオン電池の開発 【第14回】 スマートシティ -V2H(Vehicle to Home)をも取り込んだスマートハウスからスマートコミュニティへ 【第15回】 まとめ
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