1. |
授業の内容(Course Description) |
|
取締役会の「内部統制」システム構築責任は、会社法第362条(取締役会の権限等)において明示されている。そして、この「内部統制」は、リスクベースの経営管理手法としても捉ることができる。この演習の秋期では、有価証券報告書を教材とした事例研究、ディスカッション、及びグループ課題と個人課題の報告を通じて「内部統制」の理解を深める。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
「内部統制」に関わる理論と実務を体系的に把握すると同時に、プレゼンテーションとディスカッションの手法を身に付ける。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
グループ課題報告内容(30%)、演習の運営やディスカッションへの貢献度(30%)、及び最終個人課題報告内容(40%)を総合的に評価する。尚、5回を超えて欠席した者は成績評価の対象外とする。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキスト: 八田進二著『これだけは知っておきたい内部統制の考え方と実務』日本経済新聞社 2006年 参考書: トレッドウェイ委員会組織委員会著 鳥羽英至、八田進二、高田敏文共訳『内部統制の統合的枠組み』理論編及びツール編 白桃書房 1996年 鳥羽英至著『内部統制の理論と制度』国元書房 2007年
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
授業時間外の具体的な準備学習内容や課題は、LMSを通じて提示及び評価する。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
LMSを有効活用するため、パソコン及びインターネットの環境を整備しておくこと。おもしろおかしく(Joy & Fun)学習できるように、教員と共に工夫しよう。また、演習では、学生相互の人間関係も重要である。お互いに切磋琢磨する中で、生涯の友を得るように努めること。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 ガイダンス:ゼミの進め方や学習の仕方などを説明する。 【第2回】~【第8回】 ≪グループ課題≫ 毎週の事例報告担当グループメンバーを予め決める。担当グループは実在の企業の開示資料の中から内部統制に関わるテーマを選び、その内容を要約した報告書を作成し、毎週一事例のペースで順番に30分間程度で報告をする。その報告に基づき、ディスカッションを実施する。 【第9回】~【第14回】 ≪個人課題≫ 受講生の各々が実在の企業の開示資料の中から内部統制に関わる事例を選び、その内容を要約した報告書を作成し、毎週2~3名のペースで順番に10分間程度で報告をする。その報告に基づき、ディスカッションを実施する。 【第15回】 ディスカッションの主旨に基づき個人課題報告書を修正し、最終版を提出する。
|