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授業の内容(Course Description) |
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この演習は「食の歴史と文化」をテーマとします。食品偽装(あるいは異物の混入)、和食の世界遺産化、TPPへの参加、ハラルへの対応など、食に対する関心は近年ますます高まっています。人文社会系のさまざまな分野(経済学、歴史学、社会学、文化人類学、哲学など)で領域横断的に広く扱われている「食」について考えながら、現代の社会が直面する問題(グローバリゼーション、環境、アイデンティティなど)について検討します。この演習では、新聞などで扱われる時事的な話題をひとつの手がかりとしながら、歴史的な視点をとりわけ重視します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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人間にとって欠かすことのできない営みである「食」について理解を深める。 関心のあるテーマを見付けて、「調べる」「読む」「書く」「発表する」という技能を実践する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況、討論への参加、レポートの作成、プレゼンテーションなどに基づいて、総合的に評価する。毎回の出席を前提とします。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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初回に参加者の関心を聞いたうえでテキストを決める。参考文献は進行に合わせて紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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各回の報告者は、テキストの内容紹介・討論の論点、課題について調べた内容の紹介・論点をプレゼンテーション出来るように準備すること。それ以外の学生は、テキストの該当箇所を読み、質問を考えておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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素朴な疑問や関心を大切にしてください。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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初回は、前期の内容などを振り返りながら、後期で扱うテーマについて話し合います。第2回以降は、関連書籍を取り上げ、毎回担当者を決めて輪読していきます。担当者は、担当箇所の報告をし、全員で議論します。これと並行して、前期から始まったグループ発表を続けていきます。
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