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授業の内容(Course Description) |
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現在の私たちを取り巻く状況はグローバル化の波にさらされています.そうしたグローバルな世界に出ていくためには,自らが住んでいる地域について良く知っている必要があります.日本について知ることで,世界を正しく見ることができるようになると言えます. そのため,本講義では,日本の地域を取り上げ,そこはどのような地域であり,どうしてそのような地域になったのか,という観点から世界の地域を見ていきます. 本講義ではまず地誌を学ぶことの意義などについて概説した後で,日本の各地をピックアップしその地域の地誌について解説します.なお,この講義ではアンケートを取るなどして学生の興味や関心にも配慮します.
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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日本の様々な地域を理解するために必要な視点を獲得し,その地域の形成要因と成立過程を理解します.事例の分析を学ぶことを通じて,地域を総合的な視点から理解し日本各地の多様性を学ぶとともに,日本をより相対的,多面的に理解する力を身に付けることが本講義の目標です.
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への参加度:40%(授業への参加やリアクションペーパー,レポート) 定期試験:60%
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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・教科書は使用しません.また参考文献については適宜指示します. ・参考文献として以下の2点をお勧めします. 菊地俊夫編(2011)『世界地誌シリーズ1 日本』朝倉書店. 竹内淳彦編(2008)『日本経済地理読本第9版』東洋経済新報社. またその他の参考文献も講義中に指示します.
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業にて次の回の授業に関連したプリントを渡します.それを読み,簡単な感想を書いてくることが授業の準備となります.また,授業終了時に復習のための課題を配布することがあります.
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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この授業は広くいろいろな日本の地域について知ろうというという授業です.日ごろからニュース,特に地方のニュースに気を配るようにしてください.
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション ―日本の地誌を学ぶ意義― 【第2回】 北海道の地誌 【第3回】 東北地方の地誌(1) 【第4回】 東北地方の地誌(2) 【第5回】 関東地方の地誌(1) 【第6回】 関東地方の地誌(2) 【第7回】 東京大都市圏の地誌 【第8回】 中部地方の地誌(1) ―名古屋都市圏を中心に― 【第9回】 中部地方の地誌(2) ―中央高地・北陸― 【第10回】 近畿地方の地誌(1) ―都市的な地域― 【第11回】 近畿地方の地誌(2) ―非都市的な地域― 【第12回】 中国地方の地誌 【第13回】 四国地方の地誌 【第14回】 九州地方の地誌 【第15回】 沖縄と島嶼部/授業のまとめ
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