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授業の内容(Course Description) |
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観光立国を目指す日本にあって、ツーリズム産業は誰から見ても「夢のある事業」のひとつである。 現在、観光産業を取り巻く課題として、魅力的な観光まちづくり、インバウンド客への対応、おもてなしの進化、リピーター対策、観光人材育成、環境対策など、推進していかなければならない問題が数多くある。 訪日外国人客も’14年に1341万人を突破し、’20オリンピックに向けて今後も大幅な増加が見込まれている。 まさに一番ホットな業界がツーリズム産業といっても過言ではない。 また地方では、地域活性化対策として「魅力あるリゾート・観光まちづくり」「温泉・観光地の活性化」等を推進し、集客に努力し成果をあげているところも数多くある。 リピーター客の多い観光地・宿泊施設の要件は何か?そこはどのような工夫がなされているか? これらの実情をインターネット・新聞・専門誌・書籍等や夏合宿(フィールドワーク)から最新情報を収集・調査研究していく。 どうしたら魅力的な観光地・宿泊施設づくりが可能なのかを実際に調査研究し、該当地域に提案したり、事業モデルとして観光業界・関係先に積極的に提案していきたい。学生が研究したいテーマを選び出し、数人でグループをつくり、従来の発想にとらわれることなく自由に研究し、業界・社会に提案と情報発信をしてもらいたい。 その成果を「グループ研究論文」にまとめ、ゼミ全体として1冊の「ゼミ報告書」を完成させたい。 このゼミは、「創楽力(楽しみを創り出す)・企画力・提案力・発表力の育成」を目標にしていきたい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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春期では観光庁の観光政策内容、宿泊事業(ホテル・旅館)の実態、魅力的な観光・リゾート地の現状、ニューツーリズム、マーケティング戦略、集客のための商品企画・イベント等の取り組み状況などを、グループ調査・研究等を通じて理解することを目標としたい。 また、夏合宿(フィールドワーク)の調査・研究の実施方法をまとめる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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研究課題の取り組み・発表、企画内容(魅力度・企画力・実現性)、グループ討議の発表内容、調査・研究レポートの内容、演習活動の貢献度等と出席状況を合わせ、総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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書籍・インターネット・専門誌・新聞・宿泊観光施設のパンフレット等から必要な資料を収集する。 必要に応じテーマに関連した資料を配付する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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前週に他のグループからアドバイスを受けた課題・問題について、次週までに調査・研究し発表してもらう為グループ活動を自発的に行って欲しい。このような活動の中から、問題・課題発見力や解決力を研いてもらいたい。 就職活動に備えて時事問題討議・発表も実施し、社会人基礎力の向上をはかっていく。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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ゼミは、自分たちの研究・調査を通じて「楽しく学びながら成長する」ためにあるものなので、自主的に取り組んで欲しい。研究課題を基にグループ討議し、「考える→自分の言葉で表現する」訓練をすることによって、当面の就職活動や社会に出てプラスになるようなプレゼンテーションのトレーニングもあわせて行う。 また、大学生活の目的の一つである「一生お付き合いできる友人」をつくって欲しい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 演習方針・研究計画説明 【第2回】 パワーポイントによる各自の希望研究テーマ発表 1 【第3回】 パワーポイントによる各自の希望研究テーマ発表 2 【第4回】 魅力的な宿泊施設(ホテル・旅館)、観光・リゾート地の情報収集 <グループ討議> 【第5回】 観光・リゾート地における宿泊施設・イベント・アクティビティの役割 <グループ討議> 【第6回】 研究グループ設定、研究テーマ作り <グループ討議> 【第7回】 研究テーマ・方法発表 他のグループからのアドバイス(課題・問題点) 【第8回】 研究テーマの詳細情報収集・研究(1) 【第9回】 研究テーマの詳細情報収集・研究(2) 【第10回】 研究テーマの情報収集・研究結果発表 他のグループからのアドバイス 【第11回】 研究テーマの仮説・着地点・研究方法発表 1 他のグループからのアドバイス 【第12回】 研究テーマの仮説・着地点・研究方法発表 2 他のグループからのアドバイス 【第13回】 研究課題の最終発表(プレゼンテーション)とグループ討議 1 【第14回】 研究課題の最終発表(プレゼンテーション)とグループ討議 2 【第15回】 夏合宿(フィールドワーク)の準備、調査項目・研究内容の最終確認
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