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授業の内容(Course Description) |
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日本にはさまざまな地域が存在します。それらの地域を理解するためには、それぞれの地域の特徴を捉えなければなりません。本講義では、神奈川県西部の箱根エリアや東京都島嶼部の新島を事例に、観光地の地誌学的理解を試みます。特に、知識を得ることにとどまらず、それぞれの知識と知識の間にある関係性についても体験的に学んでいきます。 本講義で地域を地誌学的に理解する能力を身につければ、その視点を用いて自身の旅の楽しさを増加させたり、各地の観光振興に役立てたりすることができます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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本講義の到達目標は主に以下の3点です。 ・箱根や新島における様々な情報について理解し、説明できる。 ・地域を地誌学的にみるということが理解できる。 ・地域を学ぶための実験や作業などの手法を理解できる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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成績は以下の3つで評価します。 ・グループ作業への参加と発表 ・中間テスト ・期末テスト
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは特に指定しませんが、講義内容に興味を持った場合、以下の書物が参考になるでしょう。 参考文献 ピアス・ダグラス 2001.『現代観光地理学』 明石書店。 杉谷 隆ほか 2005.『風景のなかの自然地理』 古今書院。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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本講義では観光地(箱根・新島)の自然や歴史を取り扱います。そのため、普段から旅行などをし、実際に外にでることをお勧めします。特に、時間があれば本講義で取り上げる神奈川県の箱根や東京都の新島に訪れてみてください。なお、観光地ではただ楽しむだけではなく、様々な疑問を自ら発見するように心掛けると良いでしょう。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本講義はグループワークを主体とする講義です。講義の中では1グループ4名程度に別れて、グループでの作業と発表をしてもらうことがあります。そのため、この作業を欠席したり、発表ができない受講者は成績がつけられませんので注意して下さい。 この講義は教員やガイド(インタープリター)を志す学生に参考となるよう配慮しています。また、本講義に加えて日本地誌Ⅰ・日本地誌Ⅱ・外国地誌Ⅰ・観光地理学Ⅰ・観光地理学Ⅱを受講すると、観光地の地理学的理解、地誌学的理解をより深められます。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 【ガイダンス】 【第2回】 箱根を調べる 1 【第3回】 箱根を調べる 2 【第4回】 発表 & 箱根の歴史と観光 【第5回】 発表 & 箱根の地形 【第6回】 発表 & 溶岩と地形 【第7回】 発表 & 箱根の温泉 【第8回】 【中間テスト】 【第9回】 新島を調べる 1 【第10回】 新島を調べる 2 【第11回】 発表 & 新島とサーフィン 【第12回】 発表 & 新島のコーガ石 【第13回】 発表 & 新島の地形と砂 【第14回】 発表 & 新島の波 【第15回】 まとめと【期末テスト】 ※ 講義の受講者数や進行状況によって、計画が変更されることがあります。
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