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授業の内容(Course Description) |
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日本には多くの地域が存在します。それらを理解するためには、それぞれの地域が日本の何処にあるのかという知識と共に、何故そこに位置しているのかを考えることが重要です。本講義では特に日本の観光地を対象にして、観光地や観光資源の分布とそれらを説明する要因、またそれぞれの場所で生じている自然と文化の関連性について学びます。例えば、日本の温泉地は、近畿や中国地方よりも東北地方に多くなっています。それは何故でしょうか。 本講義では日本の観光地や観光資源を題材に、それらの知識と分布の要因についての視点を得ることを目的とします。日本の観光地について深く知ることができれば、新しい視点で旅行を楽しむ事もできます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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本講義の到達目標は主に以下の2点です。 ・日本各地の地域や観光地、観光資源などを把握している。 ・それぞれの地域や観光地の特性を、自然環境や人文環境の特徴から説明できる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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成績は以下の2つで評価します。 ・中間テスト ・期末テスト
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは特に指定しませんが、講義内容に興味を持った場合、以下の書物が参考になるでしょう。 参考文献 平凡社 2010.『日本を旅する大旅行地図帳』 平凡社。 杉谷 隆ほか 2005.『風景のなかの自然地理』 古今書院。 高橋伸夫ほか編著 2008.『ジオグラフィー入門』 古今書院。 江口 旻ほか 2008.『図説 自然と環境』 古今書院。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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本講義では日本の色々な地域や場所を取り扱います。普段から旅行等をし、実際に外にでることをお勧めします。また、外ではただ楽しむだけではなく、様々な疑問を自ら発見するように心掛けると良いでしょう。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本講義は旅行業務取扱管理者資格の国内観光地理の復習としても参考になるように配慮しています。 本講義に加えて観光地理学Ⅰ・観光地理学Ⅱ・日本地誌Ⅱ・外国地誌Ⅰ・外国地誌Ⅱを受講すると、観光地の地理学的理解、地誌学的理解をより深められます。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 【ガイダンス】 【第2回】 火山の種類 in 北海道 【第3回】 プレートテクトニクス in 東北 【第4回】 河川と地形 in 関東 【第5回】 都市の環境 in 関東 【第6回】 山岳地形 in 中部 【第7回】 海岸の地形 in 北陸 【第8回】 【中間テスト】 【第9回】 神社と祭り in 関西 【第10回】 都市の景観 in 関西 【第11回】 工業と農業 in 中国 【第12回】 日本の仏教 in 四国 【第13回】 鉱業と暮らし in 九州 【第14回】 城と家 in 沖縄 【第15回】 まとめと【期末テスト】 ※ 講義の受講者数や進行状況によって、計画が変更されることがあります。
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