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授業の内容(Course Description) |
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現代社会の大幅な変化を一部反映しながら、学校教育も大きな変化を見せている。とりわけ1990年代以降の学校教育の変化は、日本に限らず、東アジア、西欧においても、同じ状況といえる。 本授業では、海外にも視野をおきながら現代の学校教育改革の現状をとらえ、グローバルな視点から日本の学校教育の制度と運営・経営について、そしてその中にいる教師の仕事と生き方を考えていく。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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①現代日本の学校教育の改革状況を理解する。 ②改革動向の一定の傾向を理解し、その中に現れている課題・問題点を把握し、その論点を整理することが出来る。 ③上記のことを参考に、新しい学校づくりに関していくつかの観点から考察を加えることが出来る。 ④初等教育段階(特に)小学校教師の生活とライフステージをイメージすることが出来る。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点60%(毎回のリアクションペーパーと授業で示される課題での記述内容)、最終回でのまとめ(課題の考察・論述)等40%で総合的に評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは用いません。参考文献は、授業の中で随時紹介します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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①講義内で紹介された参考文献を積極的に入手して読んでください。 ②帝京大学図書館(MELIC)Webサイトのトップページにある「先生の本棚」、教育学部・教職大学院教員推薦図書リストから先生方が勧める本を積極的に読み、教育の幅広い分野について知識や考えを深めていってください。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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・授業のノートを、一冊、用意し、ポートフォリオ的に創ってほしい。 ・授業で配布する資料を張ったり、そのプリントへの書き込みをし、「自分流」のノートを創ってほしい。 ・授業時の疑問等をリアクションペーパーに書いてほしい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 「近代学校」という制度の発足 【第2回】 日本の「近代学校」の形成過程を探る(おもに明治期) 【第3回】 日本の「近代学校」の形成過程を探る(おもに大正と昭和初期) 【第4回】 *小テスト(第1-3回目授業内容) 戦後の新制学校教育制度と学校経営 【第5回】 戦後の学校制度と教育課程の変遷1(親たちが通った学校) 【第6回】 戦後の学校制度と教育課程の変遷2(自分たちが通った学校) 【第7回】 教育委員会制度の発足と地方分権 【第8回】 *小テスト(第4-6回目授業内容) 教師の仕事と学級経営 【第9回】 近年の職階制度の変化と教師文化 【第10回】 子どもから見た学級・学校づくりの試み 【第11回】 世界から見た日本の教師の仕事 【第12回】 東アジア地域の学校教育の改革動向(おもに韓国と中国) 【第13回】 「近代学校」の課題を考える *小レポート「私が考える今日の学校教育の課題(3つ)」 【第14回】 「学力格差」と「学校効果研究」 【第15回】 教師のしごとをもう一度見つめる
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