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授業の内容(Course Description) |
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教育学演習は、ⅠとⅡを通期で実施します。この授業では、卒業研究・卒業論文を書くために必要な研究リテラシーを学びます。 ここでいう研究リテラシーとは、直接的には ・リサーチリテラシー 論文を中心に、どのように先行研究や参考資料を探し、入手し、参考にすればよいか ・統計リテラシー 論文を読む、書くために必要最低限の統計的知識とソフトウェアの使い方 ・英文読解力 論文に用いられる英語は、実はかなり易しい表現しか使われていません。専門用語を別にすれば高校1年程度の文法が分かっていれば、ほぼ理解可能です。 ・プレゼンテーション能力、ICT活用能力 効果的に情報を収集し、他者に対して、自分の考えを効果的に伝える力 等々を指します。したがって、前後期を通してこれらの力を身に付けてもらいます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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上記のリテラシーが身に付くこと。また、それらを通して、議論をする力・課題を発見する力・知を共有する力など「価値ある力や経験」を蓄積することが授業の目標となります。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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演習形式の授業ですから、担当した際の報告、レポートの内容、議論をする際の発言等で成績を付けます。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『大学生のためのリサーチリテラシー入門:研究のための8つの力』 参考文献ではなく、テキスト(必携)とします。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・リサーチリテラシー ・統計リテラシー ・英文読解力 ・プレゼンテーション能力 いずれも、授業内で伝えられることは限られています。全ての課題で持ち帰り、自学自習、共同作業が必要となるはずです。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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はじめて経験する知識や作業に触れることは、それ自体に価値があります。社会に出ればルーチンワークの方がむしろまれです。また、知識や方法は調べることができても、「経験」を検索することはできません。 したがって、何事にも積極的に取り組む、話をする、関わろうとする姿勢が必要だと考えます。そのための第一歩は、「休まない」ことです。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション。教育学演習で何を学ぶか。受講者の問題意識の交流など。 【第2回】 論文、資料検索について ・CiNii ・OPAC ・Webcat 等、各種DBの使い方について 【第3回】 論文、資料検索実習 ・CiNii ・OPAC ・Webcat 等、各種DBを用いて自分の関心のあるテーマについて論文、資料を探してみる 【第4回】 2回の検索実習で調べた論文、資料の概要をPPTで発表する 【第5回】 統計の基礎知識の必要性と社会調査の公開データ及びその利用法 【第6回】 社会調査法の基礎基本1 質問紙調査の企画・設計 質問紙調査の種類 質問紙調査の5つのステップ 質問紙調査の企画 標本抽出(サンプリング)の種類 【第7回】 社会調査法の基礎基本2 調査票の作成 調査票の構成 質問文 選択肢 実習:調査票を作ってみよう 【第8回】 社会調査法の基礎基本3 調査の実施とデータの集計 Excelを用いた単純集計とクロス集計演習 【第9回】 社会調査法の基礎基本4-1 データの分析 χ二乗検定について 【第10回】 社会調査法の基礎基本4-2 データの分析 χ二乗検定について2 【第11回】 レポート・報告書の作成 【第12回】 演習1 身近な対象で社会調査を実施してみよう 【第13回】 演習2 身近な対象で社会調査を実施してみよう 【第14回】 報告会1 【第15回】 報告会2
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